...就中猛烈を極めたりしは安永八年九月晦日より十月朔日に及べる大噴火とし...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...今加州侯毎年六月朔日雪を献(けん)じ玉ふも雪の氷なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...尚又謀叛に組した廉(かど)で遠流(おんる)に処せられた人々は、延寿院玄朔、紹巴法眼、荒木安志、木下大膳亮(だいぜんのすけ)等であったが、それについて太閤記は云う、「たとひ秀次公謀反(むほん)を思召立(おぼしめしたち)給ふ事有共、かやうの人々を其使におぼし寄給はんや、各御反逆之事聊(いさゝか)以不レ奉レ存旨申上度思ひ侍れ共、長盛三成が威に恐れて取次人もなく、奉行人指図に任せて、配所に赴(おもむき)にけり」と...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...むくむくと土をむぐらもちふるつくふうふういつまでうたふ改作ほつと夕日のとゞくところで赤い草の実二月朔日晴...
種田山頭火 「其中日記」
...なおいっそう酷烈悲壮なる朔風(きたかぜ)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...朔日十五日廿八日の祝い日に限り...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...朔旦の真の初頭とは...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...朔北(さくほく)の曠野(こうや)を染むる血潮の何万分の一かは...
夏目漱石 「草枕」
...其先はどうした?」「八月朔日(ついたち)のあの大雨の降った晩――春日町の運座のけえへ行った吾妻屋永左衛門...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朔太郎といふ名をつけられたといふのは本當である...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...ただし芭蕉も寛文二年五月朔日の近江大地震には...
武者金吉 「地震なまず」
...萩原朔太郎二十年の友...
室生犀星 「交友録より」
...同年十二月朔日、若殿様御目見被仰上候為御祝儀、殿様若殿様に組合目録を以御肴一種宛奉差上候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...朔日くらい目に立たぬものはなかったろう...
柳田国男 「年中行事覚書」
...今この近郷六月朔日に燎火(にわび)を焼くはその時の名残である云々(新編武蔵風土記稿百九十一)...
柳田国男 「年中行事覚書」
...(順序不同)牟田口利彦(旧姓梅津)、野中到、隈本有尚、中江三次、宇佐元緒、松本健次郎、加野宗三郎、佐藤文次郎、堺仙吉、一田彦次、藤原宏樹、古賀得四郎、柴藤精蔵、小田部正二郎、筆者(以上仕手(して)方)安川敬一郎、古賀幸吉、今石作次郎、金内吉平(以上囃子(はやし)方)小嶺武雄、宮野儀助(以上狂言方)その他故人となった人々では(順序不同)、間辺――、梅津正保、山本毎、梅津朔造、同昌吉、桐山孫次郎、川端久五郎、上原貢、戸川槌太郎、小山筧、中江正義、粟生弘、沢木重武、斎田惟成、中尾庸吉、石橋勇三郎、上村又次郎、斉村霞栖、大賀小次郎、吉本董三、白木半次郎、大野仁平、同徳太郎、河村武友、林直規、尾崎臻、鬼木栄二郎、上野太四郎、船津権平、岩佐専太郎、杉山灌園(以上仕手、脇方...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...朔造氏は幕に這入ると...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...朔造氏が山本氏の中音の地謡を自身に張扇であしらって見せて...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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