...八月朔日を縁日とし山にのぼる人多し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...もっとも二百十日や八朔(はっさく)の前後にわたる季節に...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...十二月朔...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...朔風(さくふう)は戎衣(じゅうい)を吹いて寒く...
中島敦 「李陵」
...月でいえば晦日と朔日との間...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...日人と露人ははっと応(こた)えて百里に余る一大屠場(とじょう)を朔北(さくほく)の野(や)に開いた...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...八朔(はっさく)だの友引だの...
夏目漱石 「それから」
...八朔(はっさく)の遊女のように...
野村胡堂 「猟色の果」
...同じ正月朔日の日記に「鶏鳴き...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...カラリと晴れたお朔日の朝は...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...二月の朔日(ついたち)に直物(なおしもの)といって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...七月朔(さく)に其次男が生れ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...池田氏では此年四月朔(さく)に分家京水の継嗣天渓瑞長(てんけいずゐちやう)が歿した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...オトゴの朔日という名も方々に出来...
柳田国男 「年中行事覚書」
...その朔日を記念する行事が少ない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...正朔(せいさく)を統一しようとすることが実は自然でなかった...
柳田国男 「雪国の春」
...◇梅津朔造氏の「安宅」の稽古の時に翁は自分で剛力の棒を取って...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...慶安二年丑己七月朔日菅原三厳(すがわらみつよし)むさし野に折りべい花はえらあれど露ほくて折られない=笑はしきたとへ物語りながら...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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