...聖書の誤植を有難がる連中で...
辰野隆 「愛書癖」
...母も少しは有難がるのだった...
徳田秋声 「縮図」
...別段それを有難がるでもなく...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...みみっちく有難がる享楽気分まで交っていました...
豊島与志雄 「水甕」
...残されたところで有難がるわけにはゆかない...
中里介山 「大菩薩峠」
...何のためにこんな土蔵を有難がるのか...
中里介山 「大菩薩峠」
...有難がるのが凡人の冥利(みょうり)だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...山陽なんぞを有難がるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...何故こんな詰まらない事をこんなに有難がるのか...
中島敦 「南島譚」
...金を有難がるのは金持ばかりだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前が泣いて有難がる御主人の總兵衞は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前が泣いて有難がる御主人の総兵衛は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...難かしいものを有難がるように慣されてしまった...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...キリスト教徒のあんなに有難がるいろいろな教義だって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)人々は自分の側の事は何でも有難がるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...利休に比べられて有難がるようでは誠になさけない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...有難がるのは素人ばっかり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...論者の有難がる「女らしさ」というものは...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
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