...彼とは共通の友人がいるので、有縁感がある...
...結婚式の席で偶然婚活パーティーで出会った彼と再会し、有縁だと感じた...
...二人とも同じ趣味があるので、有縁な出会いがあった...
...街中で見かけた彼女に恋をしたが、後に共通の知り合いがいて有縁だった...
...大企業に就職するためには、有縁な人脈が必要だ...
...成仏するというのは俳句に対して有縁の衆生となるというのである...
高浜虚子 「俳句への道」
...まはつて拝む大仏さま師走の街のラヂオにもあつまつてゐる・小春日有縁無縁の墓を洗ふ送らるゝぬかるみの街おいしいにほひのたゞよふところをさまよふぬかるみもかはくけふのみち・近づいてゆく山の紅葉の残つてゐる・どつかりと腰をおろしたのが土の上で・三界万霊の石塔傾いてゐるころがつてゐる石の一つは休み石・酔がさめて埃つぽい道となるからだあたゝまる心のしづむ(武蔵温泉)福岡の中州をぶら/\歩いてゐると...
種田山頭火 「行乞記」
...「一切有縁(うえん)を放下(ほうげ)して...
直木三十五 「南国太平記」
...この近江の国の竹生島は浅からぬ有縁(うえん)の地なのでございます……」「これこれ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかるべき有縁無縁(うえんむえん)の善男善女(ぜんなんぜんにょ)の家にひそかに頒布(はんぷ)するもので...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...惟有縁ノ者之レニ遇フコトヲ得ルノミ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...有縁(うえん)の人々の後世(ごせ)専一と祈ろうよ……」呉羽之介は発心(ほっしん)して...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...しかしそれは有縁(うえん)のものに限るので...
森鴎外 「渋江抽斎」
...世の有縁無縁(うえんむえん)に頒(わか)とうという願いである...
吉川英治 「私本太平記」
...各の親もとや有縁(うえん)をたよって...
吉川英治 「私本太平記」
...有縁(うえん)の男女も多かったことだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...そのほかおよそ有縁にして主なる公卿(くげ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...織田有縁(うえん)の諸侯...
吉川英治 「新書太閤記」
...有縁無縁(うえんむえん)によらず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...私は生涯ここで有縁(うえん)のよろこびを皆さまと共に味わうことができなかったのではないかといつも思うことでござります」と...
吉川英治 「親鸞」
...木曾殿に有縁の地を自分からいい遺していた...
吉川英治 「随筆 新平家」
...あちこちの有縁な地で...
吉川英治 「平の将門」
...「……与仏有因(よぶつういん)……与仏有縁……仏法僧縁……常楽我常(じょうらくがじょう)……朝念観世音(ちょうねんかんぜおん)……暮念観世音……念々従心起(じゅしんき)……念々不離心」誰か?無動寺の奥まった一間(ひとま)のうちから...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索