...しかも右の協定は雇傭に関する相互契約の有無にかかわらず適用される...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...一に識者の有無に由るかと...
大町桂月 「白河の關」
...ましてあなたのやうな才子の方には決して経験の有無にはよりません」頭をかきながら「あなたはさうかもしれませんが...
田澤稲舟 「五大堂」
...切符の有無にかかわらず...
谷譲次 「踊る地平線」
...有無にとらはれて...
種田山頭火 「其中日記」
...自然の漸進的死滅を救いうべき「選択原理」の有無について前章に述べた事をここで再び繰り返し考えてみると...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...その標準が再び従来用いられて来ている「概念」の有無によって与えられるのではないか...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...豆は馬の飼料という名義で馬の有無にかかわらず藩から貰うことが出来る...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...されば作者老いて世事に倦(う)みただ青山白雲を友としたきやうの考(かんがえ)起り来(きた)れば文才の有無にかかはらず...
永井荷風 「一夕」
...Dの有無によって結晶の出来る所の気温の値は著しく左右される...
中谷宇吉郎 「雪」
...理想の実行は位地の有無に関係せぬ近時理想ということが一つの流行語になり...
新渡戸稲造 「自警録」
...僅に箸一膳の有無にても文明の高低を見るに足る可し...
福沢諭吉 「帝室論」
...傍観者の有無にかゝはらず...
牧野信一 「秋晴れの日」
...人々の点在の有無に従って...
牧野信一 「ゼーロン」
...はじめ昇降機(リフト)の速力などといふものは登載物の有無に関はりはないものかと思つてゐたのであるが...
牧野信一 「日本橋」
...第一に足の有無にある...
南方熊楠 「十二支考」
...先祖の固有名詞の有無によって...
柳田国男 「家の話」
...此の風の有無について此のやうに驚きを感じるとは...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
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