...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...而もよく自治して生を楽しんでゐる村の有様が現はれてをります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...敵をしりぞけ吾れを護る任務のある索敵及び爆撃戦隊が闘わずして全滅の有様であった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...繁みの間に寝そべって対談している有様は...
海野十三 「地球盗難」
...(殊(こと)にもその女主人公のわななきの有様を描写するに当っての...
太宰治 「女の決闘」
...正義と連呼して熱狂する有様に閉口し...
太宰治 「新ハムレット」
...このような有様では詮ないことじゃ...
太宰治 「ロマネスク」
...雪子はそんな有様を見るにつけても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...形有様も美しかりけり...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...世界に対して誇るべき有様でもないことは明かである...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...と言っても、ひどい有様だ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...雪の結晶の生長して行く有様が実に鮮明に分って来て大変面白かった...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...この有様を家畜となった牛に比すればどうであろう...
新渡戸稲造 「デモクラシーの要素」
...広い境内も身動きもならぬ有様(ありさま)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘のお品(しな)さんが代って仕事をしている有様だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人々によつて手から手へ譲られ奪ひあひの有様となつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...また当年の落莫(らくばく)荒涼たる御所の有様や朝儀の廃(すた)れや幕府の無力や人心の頽廃(たいはい)など――見るもの聞くものに若い心を打たれながら――実に彼の大志は泉のごとく噴き出したものだった...
吉川英治 「上杉謙信」
...味方もそれに数倍する死傷者を累々(るいるい)と路上に重ねている有様であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...たびたび邪熱を発しては床(とこ)に臥せられていた有様である...
吉川英治 「親鸞」
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