...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...弟子の逃げまはる有様を写さうと云ふ魂胆らしかつたのでございます...
芥川龍之介 「地獄変」
...縛(いましめ)の鎖も切れるばかり身悶えをした有様は...
芥川龍之介 「地獄変」
...デゴの寺院すらその禍を蒙る有様であった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...この有様がつづけば...
海野十三 「宇宙戦隊」
...厳重な警戒をしている有様であった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...歎息している有様である...
太宰治 「春の盗賊」
...「あれはいま恐ろしい有様になっていますよ...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...まるで擂鉢(すりばち)の底に住んでいると同じ有様だと告げた上...
夏目漱石 「門」
...見当も付かないという有様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...利助は持病で昨夜から枕も上がらぬ有様(ありさま)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...然(ふつぜん)として怒り莞爾(かんじ)として笑いしその有様(ありさま)を回想すれば...
福沢諭吉 「旧藩情」
...かくも見苦しき有様となり...
福田英子 「妾の半生涯」
...私(ひそ)かに食物菓子などを贈るという有様なれば...
福田英子 「妾の半生涯」
...王の有様は少しも苦しそうに見えぬ...
正岡子規 「死後」
...(b)これは世間の有様を見ていてよく気がつくことだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その醜態を時人(じじん)みな「見苦しかりける有様なり」とわらった...
吉川英治 「三国志」
...人々はひたすらあなた様の都に入(い)る日をお待ち申しておる有様...
吉川英治 「親鸞」
...近頃の京都(みやこ)の有様は?」人々は...
吉川英治 「源頼朝」
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