...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...高等学校等の教職を除きては殆んど就職の途なき有様を呈せり...
池田菊苗 「「味の素」発明の動機」
...併し世間一般が斯様な有様である故...
丘浅次郎 「落第と退校」
...往来も容易でないという有様であったが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...稽古場の有様を見物しながら...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ここはいったいなんという有様だ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...あわてて兵馬に暫時の休戦を乞うの有様でしたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...して見ると西洋の絵画史が今日の有様になっているのは...
夏目漱石 「創作家の態度」
...部屋の隅々(すみずみ)までよごしているというような有様なんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...伯爵夫人の希望が絶望の淵へ滑り落ちてゆく有様は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...おまけに頭のてつぺんにまで疵がある有様だ...
北條民雄 「重病室日誌」
...まるでそれが生きる自己目的であるかのようにあの崖を顛落したりこの崖をよじったりしつついる有様には...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...ユリの左腕は惨たる有様なのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...噂(うわさ)をしている有様であるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...――この有様に四名の者は思わずさっと退く...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...六波羅へ指示すべき幕府方針の一案も見いだしえない有様だった...
吉川英治 「私本太平記」
...はや拒み出す有様だった...
吉川英治 「私本太平記」
...左右している有様だし...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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