...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...殆(ほと)んど連日(れんじつ)戦闘(たたかい)のない日(ひ)とてもない有様(ありさま)でした……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...及び諸太陽から組立てられている有様は多分宇宙の他の等大の部分におけると大した相違はないと考えられる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...思いもかけないこの部屋の有様であった...
海野十三 「火星兵団」
...こういう有様であります...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...刺客縦横(しかくじゅうおう)の有様であったから...
大隈重信 「青年の天下」
...なおこの義手義足だけは輸入を米国に仰ぐという有様である...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...異様の風体をしたものが右往左往しているという有様でした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...さうしてたうとうこんな有様になつてしまつて...
太宰治 「お伽草紙」
...あんな有様でしかもなお日本が勝ったら...
太宰治 「返事」
...そうなると又世間の者も相手にしない有様なので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...歌人俳人の方が詩人よりも遥かに身過ぎ世過ぎは楽だといふ有様である...
中原中也 「詩と其の伝統」
...どうもあの頃の山の有様は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...門前市(もんぜんいち)をなす有様(ありさま)です...
夏目漱石 「無題」
...座にも堪えない有様...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...部屋のあいだに通じている廊下をレーニが下着姿で逃げてゆく有様を見た...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...チチコフの方も主人の風体(ふうてい)と部屋の中の有様とにすっかり心を奪われてしまって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...予防的妨げの作用はおそらくスウェーデンの有様と余り違わないであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そうした有様は動物の中にもそっくり認められるくらいである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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