...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...不思議な有様の町を歩いていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...特に執筆を始めると不思議にも必ず病気にかかるので「アメリカの神様が必死に邪魔をするんだろう」などと冗談を言うような有様であった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...また太古(たいこ)のままの好戦的な性格まるだしの有様(ありさま)に...
海野十三 「海底都市」
...あんな有様でしかもなお日本が勝ったら...
太宰治 「返事」
...囲碁の独(ひと)り稽古にふけっている有様を望見するに...
太宰治 「令嬢アユ」
...外部から覗かれる家の有様と云つたら...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...机の向こうが見えない有様だった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...ホッと息をつく有様を...
中里介山 「大菩薩峠」
...声高に読み且つ吟じて行くという有様です...
中里介山 「大菩薩峠」
...不即不離(ふそくふり)とはこの刹那(せつな)の有様を形容すべき言葉と思う...
夏目漱石 「草枕」
...上げ潮に揺るぎ出しそうな有様...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小塚ヶ原の刑場は言うに及ばず、彼方(かなた)の橋の袂(たもと)、此方(こなた)の長屋の裏で、彰義隊の落武者が、薩長の巡邏(じゅんら)兵に見付けられ、縛られ、斬られる有様を、吐気を催すような嫌悪と、病的な熱情とで、一々画帳に納めなければ承知しなかったのです...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...けっしてその有様に満足すべからざるなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...貧民の有様、かくの如しといえども、近年は政府よりもしきりに御世話、市在(しざい)の老人たちもしきりに説諭、また一方には、日本の人民も久しく太平文化の世に慣れて、教育の貴(たっと)きゆえんを知り、貧苦の中にも、よくその子を教育の門に入らしめ、もって今日の盛なるにいたりしは、国のために目出度(めでたき)ことというべし...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...実になさけない有様じゃないか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...呉の大将呂蒙(りょもう)の手にかかってわが一族妻子も生かされている有様と聞き...
吉川英治 「三国志」
...ほとんどないような有様としかいえない...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分を迎えている有様が...
吉川英治 「源頼朝」
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