...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...彼等の食物は常にこのもしい有様で給仕され...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あるドイツ人が「日本は離婚した女に未練を持っている有様だ」と冷笑した事があった...
石原莞爾 「戦争史大観」
...潜望鏡(せんぼうきょう)でこの有様を見て...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...その間に御牧はウィスキーの角罎をひとりで三分の一程平げて猶(なお)自若たる有様であったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...われ関(かん)せず焉(えん)という有様...
永井荷風 「妾宅」
...蛇は咽喉(のど)を鳴らして眠りに就くという有様であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども女にこの恐ろしい有様を見せては悪いという心持がすぐ私を遮(さえぎ)ります...
夏目漱石 「こころ」
...その時の有様(ありさま)を申せば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...こはかかる有様を見せしめなば妾の所感如何(いかが)あらんとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...アア口惜しの有様やとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...むしろ清貧に安んじたりし有様は...
福田英子 「妾の半生涯」
...彼が手を揉み絞って嘆き始めた有様や...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...蹴つたまゝの有様で...
牧野信一 「心象風景」
...幼い頃の故郷の七夕(たなばた)や盂蘭盆の有様が思ひ出された...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...財貨に強い執着を持っている有様を...
水上滝太郎 「九月一日」
...真面目にそういう世の中の有様を説明し...
「小祝の一家」
...著者の思想が著者の身体的状態(病気や欲望や)に伴って変化している有様が克明に記載されている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほとんどないような有様としかいえない...
吉川英治 「新書太閤記」
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