...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...そしてこんな有様(ありさま)はそれから毎日(まいにち)続(つづ)いたばかりでなく...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...宵闇(よいやみ)の家の有様は意外に静かだ...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...そこで不思議な有様を見た...
海野十三 「火星兵団」
...死体の有様が、美しければ美しいだけ、この殺人方法はむごたらしいのだ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...私はこういう有様にすっかり気を取られてしまって...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...夢中(むちゅう)の有様(ありさま)で...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...殆ど傍若無人といふ有様であつた...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...私は今まで書物や絵で見ていた江戸時代の数ある名園の有様をば朧気(おぼろげ)ながら心の中(うち)に描出(えがきだ)した...
永井荷風 「日和下駄」
...この有様を告げたら...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日の馬上の有様の変ったのに驚き...
中里介山 「大菩薩峠」
...先ず三度に一度は肖柏の代講という有様であった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...人生の有様は徳義のことにつきても思いのほかに悪事をなし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...家産・家族の有様もあり...
福沢諭吉 「学問の独立」
...長い細腕で太った体をねじる有様は...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...毎朝歯を磨くにも多量の塩を用ゐ厠(かわや)用の紙さへも少からず費すが如き有様なりしかば誰も元義の寄食し居るを好まざりきといふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ユリの左腕は惨たる有様なのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...浅ましい世の有様を」「…………」寂然(じゃくねん)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...次第にだんだん細くなっている有様は...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
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