...息子の部屋の有様は最悪だ...
...この車の運転の有様はとてもスムーズだ...
...彼女が彼に告白した有様は感動的だった...
...あの店の売れ行きの有様は好調だ...
...彼の態度の有様には心底がっかりした...
...声を出す隙さえないという有様だった...
海野十三 「火星兵団」
...養女お若の遣(や)り場がないような有様になっている...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...自分で何をかいたのか呆(あき)れる有様...
太宰治 「虚構の春」
...などと私にはよく意味のわからぬようなことまでぶつぶつ呟いていたりする有様で...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...そうしてろくに口もきけないような有様なので...
太宰治 「人間失格」
...その有様は、さもそんな人工的なものを用いて包んだり護ったりするには及ばないと威張っているようであった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...その有様に私は扉へもたれかかり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...凡そ幾十枚と知れず淋しげに立連(たちつらな)った有様を今もってありありと眼に浮べる...
永井荷風 「伝通院」
...久しぶりで酩酊(めいてい)の有様...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほとんど手放しで涎(よだれ)を流すような有様で...
中里介山 「大菩薩峠」
...七輪一つ枕一つの生活をしている有様ですから...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それから、清二を顧みて、「何て有様だ...
原民喜 「壊滅の序曲」
...十あまりも並んだ有様...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...とほとんど考えることができる有様だった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...その有様を見まもるなり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...早くも神楽の振りごとの身振り面白く繰り込んで来る有様をそのまゝ髣髴とさせる概であつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...そんな有様を注意してゐたのは...
牧野信一 「街角」
...まるで子供が仁王様の前に立つたような有様になります...
森律子 「三度會つた巡査」
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