...前途有望な男一人を活かすか殺すかの鍵を握らされている主人は...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...何がどう有望なのか...
太宰治 「花火」
...読者は其他に有望な新作家を求めることが出来なかつた...
田山録弥 「明治文学の概観」
...PCLの提供するものの中には色々な点で有望な進歩の動向を示しているものがあるように思う...
寺田寅彦 「映画雑感(5[#「5」はローマ数字、1-13-25])」
...その製糸工場の有望なことや...
徳田秋声 「爛」
...後々の問題の口火となるような或る有望な資格を有った特殊問題が立場へ移行することによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...問題がこのような将来の理論の展開に有望な特殊問題でないにも拘らず...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...有望な一階級だという処から...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...将来有望な才能だということだし...
豊島与志雄 「叔父」
...あなたのような行末の有望なお方を...
中里介山 「大菩薩峠」
...有望な絵描きの一人に入れていい独立の今西忠通君も...
林芙美子 「落合町山川記」
...今はどれだけ立派な人々が有望な仕事にとりかかっているかわかりません...
原民喜 「ある手紙」
...ことにこれからあと大いに有望なものだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...かなり有望な玉の輿(こし)である...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...これは染料に有望なものであって...
牧野富太郎 「植物記」
...却って気分の好(い)いよりは有望な徴候だと思うようになる...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...S市から二人の有望な大地主の青年が嫁見立に来る...
横光利一 「夜の靴」
...彼の率ゐる梅花会(ばいくわくわい)の会員から有望な青年文学者を出して居る事も少く無い...
與謝野寛 「執達吏」
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