...頗(すこぶ)る有意義なるものが多いのであるが...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...追々に心から自分達の思い付きが如何にも張合のある有意義な営みの様に思われて来て...
大阪圭吉 「とむらい機関車」
...有意義な事のように思われた...
太宰治 「人間失格」
...何かもっと有意義なことを勉強しに行かはるのんやったら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何かもっと社会的に有意義なことをやりたい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これほど有意義な...
種田山頭火 「行乞記」
...あるいは「本日午後驟雨模様あり」というがごときは多数の世人に有用有意義なり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...天然物や史跡などの保存と同様にかなり有意義な仕事ではないかという気がする...
寺田寅彦 「物売りの声」
...相当莫大な財源によって日本の古典の出版その他の日本文化紹介の有意義な仕事と共に...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...なるべく上位の――有意義な――作品を書かんとする位の精進は...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...山を愛好する者にとって誠に心楽しくまた有意義なことだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...人生に於(おい)て有意義なものと考えている...
夏目漱石 「それから」
...前後相竢つて始めて人間として有意義な一種の響きを傳へるからそれで凡てが償はれるのである...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...空間を有意義ならしむるために数を抽象してこれを使用する...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...しかし私は愚(おろか)にもこの結婚を有意義ならしめ出来得る限り愛と力とをこの中に見出して行きたいと期待し...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...有意義なことを考へればいゝのに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私達のために紹介してくれることほど有意義な仕事はあるまいと...
堀辰雄 「山日記 その一」
...これはあの講義の事実的内容よりもはるかに有意義なことであったと思う...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
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