...せつかく有意義なことを引きずり下ろしてつまらなく見せて了ふといふ點が下劣なのである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...真に有意義なる道を見きわめてはじめてそこに活用し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...それは意味のある有意義な人殺しだったというわけか...
高見順 「いやな感じ」
...何かもっと有意義なことを勉強しに行かはるのんやったら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何かもっと社会的に有意義なことをやりたい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それではほとんど唯一の有意義な方法と考えられるのは...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...天然物や史跡などの保存と同様にかなり有意義な仕事ではないかという気がする...
寺田寅彦 「物売りの声」
...なるべく上位の――有意義な――作品を書かんとする位の精進は...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...無意味どころか、頗る有意義な、文学者の一任務といわねばなるまい...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...山を愛好する者にとって誠に心楽しくまた有意義なことだ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...前後相竢つて始めて人間として有意義な一種の響きを傳へるからそれで凡てが償はれるのである...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...空間を有意義ならしむるために数を抽象してこれを使用する...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...有意義な生活を送って...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...近頃珍らしい有意義な仕事である...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...捕虜処刑をもっと有意義な方法で断行すべきだとの意見があった...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...また、ある評家は――現實、深酷な、有意義な、現實――それが、この物語の特長だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私達のために紹介してくれることほど有意義な仕事はあるまいと...
堀辰雄 「山日記 その一」
...やがて有意義な死を賛美するに至り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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