...同時に更に/\有意義なる生活と修養とに費す可き時間が非常なる蠶食を受ける...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...頗(すこぶ)る有意義なるものが多いのであるが...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...それは意味のある有意義な人殺しだったというわけか...
高見順 「いやな感じ」
...これほど有意義な...
種田山頭火 「行乞記」
...なるべく上位の――有意義な――作品を書かんとする位の精進は...
豊島与志雄 「小説の内容論」
...無意味どころか、頗る有意義な、文学者の一任務といわねばなるまい...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...人生に於て有意義なものと考へてゐる...
夏目漱石 「それから」
...これを有意義ならしむるために数(すう)というものを製造して...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...有意義な生活を送って...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...しかし私は愚(おろか)にもこの結婚を有意義ならしめ出来得る限り愛と力とをこの中に見出して行きたいと期待し...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...有意義なことを考へればいゝのに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...また、ある評家は――現實、深酷な、有意義な、現實――それが、この物語の特長だ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...私達のために紹介してくれることほど有意義な仕事はあるまいと...
堀辰雄 「山日記 その一」
...やがて有意義な死を賛美するに至り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全体が非常に有意義な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...何だかタヨリナイような――可笑(おか)しいような――自烈度(じれった)いような――のんびりしたような――面白いような――馬鹿馬鹿しいような――有意義なような――無意義なような――...
夢野久作 「鼻の表現」
...計らずも有意義な一夜だった...
吉川英治 「三国志」
...これはあの講義の事実的内容よりもはるかに有意義なことであったと思う...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
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