...頗(すこぶ)る有意義なるものが多いのであるが...
淡島寒月 「土俗玩具の話」
...それは意味のある有意義な人殺しだったというわけか...
高見順 「いやな感じ」
...有意義な事のように思われた...
太宰治 「人間失格」
...今日のような極めて有意義なる宴会に出席を乞われて応諾を渋るとは何事か...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何かもっと社会的に有意義なことをやりたい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...これほど有意義な...
種田山頭火 「行乞記」
...あるいは「本日午後驟雨模様あり」というがごときは多数の世人に有用有意義なり...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...無意味どころか、頗る有意義な、文学者の一任務といわねばなるまい...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...人生に於て有意義なものと考へてゐる...
夏目漱石 「それから」
...人生に於(おい)て有意義なものと考えている...
夏目漱石 「それから」
...前後相竢つて始めて人間として有意義な一種の響きを傳へるからそれで凡てが償はれるのである...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...有意義な生活を送って...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...近頃珍らしい有意義な仕事である...
野村胡堂 「涙香に還れ」
...しかし私は愚(おろか)にもこの結婚を有意義ならしめ出来得る限り愛と力とをこの中に見出して行きたいと期待し...
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」
...捕虜処刑をもっと有意義な方法で断行すべきだとの意見があった...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...やがて有意義な死を賛美するに至り...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全体が非常に有意義な...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...あんな有意義なそして愉快な二ヶ月ほど働きすごしたことはない...
吉川英治 「折々の記」
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