...自分の名前で登録した携帯電話は、私の個人所有品です...
...それが私の所有品を入れる物だといった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この風呂敷が奇賊烏啼の所有品だということは……...
海野十三 「心臓盗難」
...きみの所有品にはしておきませんよ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...現在ではその所有品を売払ひ...
戸坂潤 「社会時評」
...自分の所有品の値踏をする事は心得てゐるね...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...さてわが親しき所有品(もちもの)は...
中原中也 「在りし日の歌」
...知らぬ間(ま)に雨戸をはずして人の所有品を偸(ぬす)むのが泥棒で...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...地上に一物の所有品をも持たなかったが...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...「所有品を持って行ったほうがいいでしょうか」とたずねると...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...銘々(めいめい)の私有品でも楽書は一切相成らぬと云(いっ)たではないか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...アリスの所有品と貯金と保険金を掻(か)き集めたブラドンは...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...つひ此間まで自分の所有品であつたものが...
牧野信一 「馬車の歌」
...警察では思っているのです」「然しその拳銃がどうして殺された男の所有品である事が判明(わか)ったでしょう」「パーク旅館の滞在人であるという事は...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...わたしの大切な所有品を全部処分せり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...私の所有品、私の凡(すべ)てのものを捧げていいから、この苦しい居残りから遁れたいと思っていた...
室生犀星 「幼年時代」
...その人間の正当な所有品であるやら...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...これは当店の品でも私の所有品でもありませんから...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...会堂の所有品を携えて...
和辻哲郎 「鎖国」
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