...有名だつたのにも関らず...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...ある多少風変りな趣味を持っているので一層有名だった...
江戸川乱歩 「心理試験」
...1「あなたは美人で有名だった小宮山麗子という霊媒女がある大家へ招(よ)ばれて行って...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...どれほど有名だというのでもない...
橘外男 「仁王門」
...三二番はよくバイロンが訪問したので有名だし...
谷譲次 「踊る地平線」
...これもおなじく巴里を見張っていることやなんか――有名だから誰でも知ってる...
谷譲次 「踊る地平線」
...ナポレオンがド・トラシを指して「イデオローグの巨頭」と呼んだことは有名だが...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...――かつて新聞記者は社会の良俗からは除外されていたので有名だった...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...金華山の沖は波の荒いので有名だった...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...それらは余りに有名だからである...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...「仁木君の酒は会社でも有名だ...
豊島与志雄 「水甕」
...槍の尖の鍍金がコロナの岬角を迂回する航海者の目標になっていたというので有名だった...
野上豊一郎 「パルテノン」
...東洋風な可愛らしい曲「オリエンタル」で有名だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...歌劇「金鶏(きんけい)」の「太陽への讃歌(さんか)」も有名だが取立てて言うほどのものはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...しかもたやすく興奮する気質のために昔からずっと有名だった一族の子孫である...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...この句を有名だつた芝二本榎五人殺しを材としたものと語つてゐられたが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...土地は繁昌で有名だし...
山本周五郎 「雨あがる」
...平大掾氏の居館の趾が遺っているので有名だった...
山本周五郎 「新潮記」
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