...自然科学的認識(特に宇宙の問題の解釈におけるそれの有効な応用)の進歩がこれほどまで異常な急速度を示すに至るというのはいかにして可能であろうか...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...予言をしたり未来を左右したりするのに最も有効なものは...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...新聞で現れるのが最も有効なものである...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...かくのごときもっとも有効なる生の活動方向をとっているものは...
大杉栄 「生の拡充」
...生存競争の単位なる一団体の範囲内で働いている間は生存上はなはだ有効なものであるが...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...さういふ人は黙つてゐてそして多く饒舌つたものより有効な結果を得る...
田山録弥 「生滅の心理」
...近頃の東京近郊の面目を一新させた因子のうちで最も有効なものと云えば...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...地震津浪の災害を予防するのはやはり学校で教える「愛国」の精神の具体的な発現方法の中でも最も手近で最も有効なものの一つであろうと思われるのである...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...どうも風呂が一番有効なように思われる...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...長い間人間の目の敵(かたき)にされて虐待されながら頑強(がんきょう)な抵抗力で生存を続けて来た猫草(ねこぐさ)相撲取草(すもうとりぐさ)などを急に温室内の沃土(よくど)に移してあらゆる有効な肥料を施したらその結果はどうなるであろう...
寺田寅彦 「路傍の草」
...この問題に対して極めて有効な代表的な示唆を与えている...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...この点から云うと聴覚の方が日常生活にとって遙かに有効なものを約束している(それに視覚は外部の光線の有無によって完全に制限されているが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼らはもう少し有効な方法を同時に講じて見たかった...
夏目漱石 「明暗」
...世界平和を建設するための有効なアポッスルになり得る...
久生十蘭 「だいこん」
...凡(すべ)て物は極端に走るは可なれどその結果の有効なる程度に止めざるべからず...
正岡子規 「墨汁一滴」
...就中(なかんずく)最も有効なは豕で...
南方熊楠 「十二支考」
...受ける者はただ有効な行為をするにすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...観察をすると有効な場合はあるが...
横光利一 「作家の生活」
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