...今後の列国競争場裡に有利なる位置を占めるべき見込みはない...
丘浅次郎 「民種改善学の実際価値」
...日和見主義者とは何か? それは即ち自分が最も必要且つ合目的と見なす所の事柄を遂行するために最も有利なる機會を利用する人物の謂である...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...最初は宗教的儀式としてやっていた事が偶然鐘の音に対してある有利な効果のある事を発見し...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...自分は現在の物理学の概念をことごとく改造して従来よりもいっそう思考の経済上有利な体系ができうるかどうか到底想像する事はできないが...
寺田寅彦 「物理学と感覚」
...すべての情勢がこうした有利な大角度の好轉を來たした原因は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...自己に有利なことでなく...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いかなる地位も、冗官(じょうかん)も、位階も、正当に得られた権利も不当に得られた権利も、利益ある変説も、有利な背反も、都合よい自己弁解も、すべてを安んじて食い得ると思う喜びを得るものです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...有利な事業であるかを説いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...非常に有利な点なのである...
中谷宇吉郎 「風土と伝統」
...これほど有利な事業はない...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...たしかに米作農家が有利なのであるが...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...自分にできる嘘とか術策とはその段ちがいの力の差異を本質的に自分に有利なように抑えつけておくことはできなかったのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...トスコとバーサに有利な証言をすることだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...有利な事情の下に与えられた場合には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...敵を待つは敵に思いのまま有利な配備をさせるに過ぎぬ」断乎(だんこ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...この後者は最も有利な産業の分配を害する第九章 粗生生産物に対する租税(五六)粗生生産物に対する租税は消費者の負担する所となる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...各国は当然にその資本及び労働を各々にとり最も有利な職業に向ける...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...かかる有利な位置にない他の国へ輸出されることを妨げる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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