...人間には必ず合理的に有利な意欲が必要だなどという...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...当時きっての分限(ぶげん)の御機嫌を取ることの有利なるに走るのは人情だから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この説に有利な観測事実も...
中谷宇吉郎 「雨を降らす話」
...しかしその想像はお嬢さんに取ってあまり有利なものではありませんでした...
夏目漱石 「こころ」
...最も有利な方面から自分をみんなの前に説明していた...
夏目漱石 「明暗」
...社交上極(きわ)めて有利な彼のこの話術は...
夏目漱石 「明暗」
...利害感より生ずることが知られている今の有利な結果に加うるに...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これを彼の土地に投じた方が遥かに国にとり有利な結果となるのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...有利な事情の下に与えられた場合には...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...最劣等地の耕作における技術の進歩と労働の節約との有利な結果によって相殺され...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自分が若い娘であるという一つの有利な条件を...
宮本百合子 「美しく豊な生活へ」
...それに有利なことにはほとんど一村挙(こぞ)ってこの仕事をする...
柳宗悦 「陸中雑記」
...何らかの意味で世界に有利なものを導き入れる好機を造りつつあるような気持ちもされる...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...敵を待つは敵に思いのまま有利な配備をさせるに過ぎぬ」断乎(だんこ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...距離は弓に有利な矢ごろであったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...母に有利な位置を作ろうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かつ資本はより不利な事業からより有利な事業に――その速度は異るが――移転され得る...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼らの財貨に対するより広大なかつより有利な市場となる...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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