...建網(たてあみ)に損じの有る無し...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...十人近い女は自分の持ち番の客の有る無しに係(かかわ)らず...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...一つには異状又は異状の痕跡の有る無しのこと...
海野十三 「三人の双生児」
...熱の有る無しを検べてゐるらしい検疫医のやうなしほからとんぼ...
薄田泣菫 「独楽園」
...私の言うのは金の有る無しによってでなく...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...真理は解決力――有用――の有る無しではなくして普遍妥当性を有つか有たないかにある...
戸坂潤 「科学方法論」
...この区別を与えるものがとりも直さず解釈学の有る無しにあるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ただ心に悲しみの有る無しを尋ねます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...唐の代に南北の書派が有る無しに拘らず...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...妻子の有る無しも知らずにゐた...
永井荷風 「来訪者」
...お金の有る無しは問題ではござりませぬ...
中里介山 「大菩薩峠」
...金の有る無しにかかわらず...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...黒子の有る無しを見届けるだけは差し控えた方が得策だろうと判断した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...そのほかは無だ!137いつまで有る無しのわずらいになやんでおれよう?短い命をたのしむに何をためらう?酒盃に酒をつげ...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...生活感情のなかで殉死の許可の有る無しはどのような社会的評価と見られる習慣であったか...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...「護衛の有る無しにかかわらず...
山本周五郎 「風流太平記」
...尻を捲って痣の有る無しを見せる...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...金の有る無し身分の上下...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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