...そんなにエライ人物が有りようはずはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...なアに、有りようは、他所(よそ)ながら師匠の顔が見ていたいんで――」助七はそんな事を言いながら、ニヤリニヤリと笑うのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どう考えても有りようもないことだが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...「有りようは、広海屋さん、折角(せっかく)そなたが、上方から、江戸表まで廻漕なされた、五艘(はい)の米船――それを、大坂に引ッ返させなさるか、それとも、例の廉売り、投げ売りを思いとまって、わし達の手に渡してはいただけないか?」長崎屋は、皺枯(しゃが)れた声で、思い入った調子で、こう言い切った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...あんた方の折角のことに邪魔になるだろうと考えてソソクサ行こうとしたのが有りようだ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...あんた方のせっかくのことに邪魔になるだろうと考えてソソクサ行こうとしたのが有りようだ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...第四段は永久に有りようがないと云うのだ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そんなものの有りようがない...
森鴎外 「蛇」
...有りようは都近くの詩か空想かであって...
柳田國男 「歳棚に祭る神」
...やむない宇佐美家の困惑の有りようも...
横光利一 「旅愁」
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