...月謝は毎月15日までに支払う必要があります...
...あの学校は月謝が高くて入学できません...
...うちの子供たちは塾の月謝を支払うためにアルバイトをしています...
...月謝が安いスポーツクラブを探しています...
...妹は月謝を滞納しているので、先生から注意されました...
...気の小さい父は中学へ三十銭の月謝を出すより...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...そこの束修(そくしう)やら二三ヶ月分の月謝やらを渡して來たのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...週に三回で拾円と云う特別に安い月謝で教えて貰っていたので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もともと派手を競うのは持ち前の負けじ魂に発しているのでその目的に添(そ)わぬ限りは妄(みだ)りに浪費することなくいわゆる死に金を使わなかった気紛(きまぐ)れにぱっぱっと播(ま)き散らすのでなく使途を考え効果を狙(ねら)ったのであるその点は理性的打算的であったさればある場合には負けじ魂がかえって貪慾(どんよく)に変形し門弟より徴(ちょう)する月謝やお膝付(ひざつき)のごとき...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...T―は長いあいだ無駄に月謝を納めている大学の方をいよいよ罷(や)めて...
徳田秋声 「黴」
...笹村が渡す月謝や本の代が...
徳田秋声 「黴」
...経費は月謝を当てにして...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その時分予備門の月謝は二十五銭であった...
夏目漱石 「永日小品」
...そのうちから二十五銭の月謝と...
夏目漱石 「永日小品」
...月謝小遣その他は宗助の方で担任(たんにん)しなければ義理が悪い...
夏目漱石 「門」
...月謝の支払いに滞(とどこお)りが起こり大いに当惑(とうわく)せるを見...
新渡戸稲造 「自警録」
...私月謝がはらえないので...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...□「松島君のうちゃア姉さんばかりでよく月謝に困らないネー...
三宅花圃 「藪の鶯」
...ソヴェト同盟では無月謝で...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
...月謝五円五十銭、入学金二円、本代二円五十銭也...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今すぐ月謝の袋を見つけて下さい」と...
村山籌子 「月謝の袋を失くしたあひるさん」
...あひるさんは月謝の袋屋さんではありません...
村山籌子 「月謝の袋を失くしたあひるさん」
...大げさに云えば、神さまか何ぞのように、有難がられ、月謝よりも、朝晩のように、子の親たちが、畑の物や魚などを台所へ置いてゆくので、生活は楽だったし、よろこばれる張合いで、毎日の疲れなども、その数年は忘れていた程だったと、母は後々まで述懐していた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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