...月照の宅を訪(と)ふ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...月照船頭に立ち、和歌を朗吟して南洲に示す、南洲首肯(しゆかう)する所あるものゝ如し、遂に相擁(よう)して海に投(とう)ず...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...南洲は終身(しゆうしん)月照と死せざりしを憾(うら)みたりと云ふ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...清きは夏の夕河原凉しき眺見よやとて空に月照り風そよぎ地に露結び水ながる...
土井晩翠 「天地有情」
...また遺歌あり〔僧某は月照なり〕...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大西郷(おおさいごう)と有村(ありむら)――海江田(かえだ)と月照師(げっしょうさん)を大阪まで連れ出したあとで...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...寒月照り渡る庭に立ち出でて喬木の頂きより落葉の紛々として月光の中に閃き飛ぶさまを看るは悲壮の限りである...
永井荷風 「写況雑記」
...月照(げっしょう)さんと一緒に遊びに来られて...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...ルーファスは「烏なれば闇にも隠れん月照らぬ間に斬(き)って棄よ」と息捲く...
夏目漱石 「幻影の盾」
...月照遺品を携えて京都に潜行するや...
服部之総 「志士と経済」
...月照入水に立会って一躍名を成した平野国臣も...
服部之総 「志士と経済」
...ガールスの葉月照子が花井と連立って来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...葉月照子が来た、女優としては見込なしとあきらめたから、退座すると言ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...佳玖子はその後まもなく死んだ月照院という側室の子であった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...月照画船人似花...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...いかでわが皎々(こうこう)たる天上の月照に及ばんや」と...
吉川英治 「三国志」
...西郷と月照とが相擁してここの海に投じたことなどを思ひながらわたくしは桜島を眺めてゐた...
吉田絃二郎 「八月の霧島」
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