例文・使い方一覧でみる「月代」の意味

...終ひには誰一人月代を剃らうと言ひ出す家来はなくなつた... 終ひには誰一人月代を剃らうと言ひ出す家来はなくなつたの読み方
薄田泣菫「茶話」

...宵子は生れてからついぞ月代（さかやき）を剃（そ）った事がないので... 宵子は生れてからついぞ月代を剃った事がないのでの読み方
夏目漱石「彼岸過迄」

...月代（さかやき）も... 月代もの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「ヘエ――」理八は月代（さかやき）まで蒼くなりましたが... 「ヘエ――」理八は月代まで蒼くなりましたがの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...馬吉は蟲喰ひ月代（さかやき）を撫でながら應へるのでした... 馬吉は蟲喰ひ月代を撫でながら應へるのでしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...よく剃（そ）った月代（さかやき）から鬢（びん）にかけて... よく剃った月代から鬢にかけての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...幾月剃刀（かみそり）を當てないのか月代（さかやき）は石川五右衞門ほど伸びて... 幾月剃刀を當てないのか月代は石川五右衞門ほど伸びての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...月代（さかやき）は少し延びましたが... 月代は少し延びましたがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...月代（さかやき）が剥（は）げちよろで... 月代が剥げちよろでの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...月代をのばした浪人組の部類であつて... 月代をのばした浪人組の部類であつての読み方
萩原朔太郎「室生犀星に就いて」

...ちょうど月代りの最後の日で... ちょうど月代りの最後の日での読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...且月代仕度段奉願上候処... 且月代仕度段奉願上候処の読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...毎日きちんと月代（さかやき）を剃（そ）ってやり... 毎日きちんと月代を剃ってやりの読み方
山本周五郎「あだこ」

...月代（さかやき）が伸びているためかずっと老けてみえた... 月代が伸びているためかずっと老けてみえたの読み方
山本周五郎「五瓣の椿」

...青月代（あおさかやき）の凜（りん）とした殿（との）ぶり... 青月代の凜とした殿ぶりの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...南縁の沓脱石（くつぬぎいし）に腰かけていた五分月代（さかやき）優（やさ）がたの浪人が... 南縁の沓脱石に腰かけていた五分月代優がたの浪人がの読み方
吉川英治「剣難女難」

...――孫兵衛が改心するまで月代（さかやき）をのばすことはなりませぬ... ――孫兵衛が改心するまで月代をのばすことはなりませぬの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

...彼は常に月代を剃らないことにきめているが――そのほかに病気らしい病気はしたことがなかった...
吉川英治「宮本武蔵」

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