...俳諧の月並みに堕(だ)したのは...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...月並みの喜劇は「芭蕉雑談」の中に子規居士(こじ)も既に指摘してゐる...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...余り明治大正の間に偉い歌よみが出過ぎた為にそれ等の人人の耄碌(まうろく)したり死んでしまつたりした後(のち)の短歌は月並みになつてしまふかも知れぬ...
芥川龍之介 「又一説?」
...月並みな通信文の多い中に...
有島武郎 「或る女」
...たいへん月並みで...
太宰治 「散華」
...それほどに平凡な月並み...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...われわれの月並みの宇宙観は急に戸惑いをし始め...
寺田寅彦 「映画の世界像」
...それは月並みじゃありませんかと悪口を言ったものであった...
寺田寅彦 「思い出草」
...きわめて月並みないやみな感想に過ぎなかった...
寺田寅彦 「球根」
...少なくも一つの月並みな探偵小説を心に描いて...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...」「花が散って雪のようだといったような常套(じょうとう)な描写を月並みという...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...おそらく今でもどこかの川について地文学者のだれかが月並みに繰り返しつつあるものと全然同様である...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...いかなる作り話も月並みなもので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...十湯河原ではN――旅館の月並みな部屋に落ち着いたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...たしかに月並みのお代官にはできない働きだと賞(ほ)める者もあるくらい...
中里介山 「大菩薩峠」
...この事件を新聞紙月並みの法廷傍聴録として看過しがたきは...
南方熊楠 「十二支考」
...「あなたとならばドコマデモ……」という月並みな文句で相手をグンニャリトロリとさせて終(しま)うのは...
夢野久作 「鼻の表現」
...これらはおおむね月並みかそれ未満の精神の持ち主で――異様に高度な学識や並外れた精神的吸収力のための容れ物とは考え難い人々だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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