...したしく君が渦巻く死の波を制す最後の姿を観(み)るが如(ごと)...
石川啄木 「詩」
...悲惨なその最後の姿を人に示そうというのか...
高見順 「いやな感じ」
...それが生前最後の姿だった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...丘の上に立って燃える大学の最後の姿を見下ろしている私たちは...
永井隆 「長崎の鐘」
...地球上を縦横にとび廻る日の人類最後の姿を想像することは止(や)めよう...
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」
...それがお抱へ運轉手の眼に殘る生きた主人の最後の姿で...
南部修太郎 「死の接吻」
...「お綾殿――お綾殿のそれが最後の姿であったのか」秋月九十郎は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...戦前の広島の最後の姿をみるとともに幟町で原爆にあったその悲惨な有様は文字などではとてもあらわし切れるものではなく...
原民喜 「原爆体験以後」
...これがこの家の最後の姿らしかった...
原民喜 「夏の花」
...しかし感じは蛹の繭に籠つて遂にその姿を見せない所から自分の最後の姿もさういふ風に隠したい気持が動いたのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ニュールンベルグにおけるドイツ戦犯たちの最後の姿にくらべて東京における日本戦犯たちの最後の姿の淡さ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...無論頽廃(たいはい)を極めた最後の姿であって...
柳田国男 「木綿以前の事」
...大きくいへば平家と源氏といふものの二つの最後の姿がこれにシンボルされてゐるやうに考へられたのであります...
吉川英治 「折々の記」
...最後の姿を陣頭にあらわして...
吉川英治 「三国志」
...思いがけない最後の姿を描き...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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