...また最初のうちの會場は...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...また最初のうちの会場は...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...最初のうちはちよろちよろした七つだの八つ位の女の子達が鼻筋にお白粉をつけて...
田畑修一郎 「盆踊り」
...「最初のうちは淋しくないようにと...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...それはそうと最初のうちは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...最初のうちはその着々として收められる成果をむしろ喜んで...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...最初のうちは、彼自身の言いぐさによると、『多くの卑しい老若男女のユダヤ人』とつきあっていたが、やがてはユダヤ人ばかりでなく、『上流のユダヤ人の家へも出入りする』ようになった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし最初のうちはあまり都合よくはいかなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それと共にまた轟然(ごうぜん)たる一発、物置の屋根へ落ちてそこへ火がついたのを窓越しに見た七兵衛――奴等、最初のうちは、奴等のイカサマ大砲と違ったすばらしい洋式の本物がこっちにあって、そいつの仕返しを怖れていたに違いないが、こっちが相手にならないと見て、コケ嚇(おど)しを打ち出したな...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初のうちは、生徒も烟(けむ)に捲(ま)かれてぼんやりしていたから、それ見ろとますます得意になって、べらんめい調を用いてたら、一番前の列の真中(まんなか)に居た、一番強そうな奴が、いきなり起立して先生と云う...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...最初のうちは隔晩に在ったり或いは二晩置きに来たりしたのが...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...最初のうちは駆落(かけおち)が流行(はや)るとばかり思い込み...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼にとってもさすがに最初のうちはいささか困難であったが...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...こいつはどうもまったく最初のうちは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...最初のうちは自分でいかにも颯爽(さっそう)と持って歩いたが...
堀辰雄 「晩夏」
...最初のうちは彼女は頻に悶え苦しんだ...
水野仙子 「響」
...最初のうちこそ「坊ちゃん坊ちゃん」と囃(はや)し立てた子供も...
水上滝太郎 「山の手の子」
...この病院で足を切ってもらった最初のうちは...
夢野久作 「一足お先に」
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