...最初に隠れたのは原稿担当者...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...「お前が最初に弾いた曲こそ...
薄田泣菫 「茶話」
...この著作の最初に述べたように患者は他の患者にちかづいてから24時間から48時間のあいだに罹患し...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...いずれにせよ自分は最初にあれを聞いた時から...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...縊死してゐる父を最初に発見したのは軍治なのである...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...この物語の最初にロック氏が現にデイゴーの土地に来ていたからといつて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...前述の現品調査の結果でもまさしくこの支柱が最初に折れたとするとすべてのことが符合するのである...
寺田寅彦 「災難雑考」
...それ故空間が場処として最初にとり出されたことは至極当然であるであろう...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...かくて最初にヒューマニティーや文化からジードによって区別された「ソヴェート」は...
戸坂潤 「読書法」
...最初に雨が山地に降るところから...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...最初には一流の大きいホテルを次次にらせたが...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...まず最初に上体をベッドの外に出そうと試み...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...もし最初に、知覚が唯一の対象であり、感覚にもはや現れなくなったときでさえ存在し続けることを、確信しないのであれば、我々は決して、知覚と対象が異なること、そして、対象が単独で継続した存在を保持することを、考えようとはしないだろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...……娘がそのおばさんの家を最初に飛び出したのは...
堀辰雄 「三つの挿話」
...最初に冬瓜を短冊に切って樽の中へ沢庵を漬けるように一側(かわ)並べては塩を沢山かけまた並べてまた塩をかけてなるたけ沢山塩を入れて沢庵漬の通りに重い圧石(おしいし)を置くのです...
村井弦斎 「食道楽」
...是も最初にはやはり遠く遥かなという意味をもち...
柳田国男 「海上の道」
...タッタ今見て来た店の順序をタヨリに最初に降りた階段を上ってみるとヤットわかった...
夢野久作 「恐ろしい東京」
...けれど最初に動いたのは彼女の心臟であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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