...またその傍にはもう光を失った太陽が最後の努力でもう一度燃え上りそうして凍結の運命を免れようとしているのが見られる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...あのまま戦争の決が着いたならば統帥権独立は最上の方式と称せられたであろうが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...最後の訣別(けつべつ)をして室を出て行く...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...恋する女に向って最後の決心をする動機の一つが其の可憐な首すじを見た事にあるという話をよく聞く...
高村光太郎 「人の首」
...最後まで主人の鼻を発見することが出来ず...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...彼の最もよく(いやもちろん私は最も悪くと言いたいんだが)栄えていた時代には...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...それからまた不幸にして最初の消防が失敗しすでにもう大火と名のつく程度になってしまってしかも三十メートルの風速で注水が霧吹きのように飛散して用をなさないというような場合に...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...この偉大な巡礼の旅に最後までついていくことにした...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...物質のこの最も直接な認識可能性を...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...最初に読んだのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ最近多少昂奮(こうふん)し易くなったことは事実で...
中島敦 「光と風と夢」
...最後の手段として長蔵さんに話しかけて見た...
夏目漱石 「坑夫」
...私が以下の『人口論』において最も詳細に取扱った点である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「そりゃそうさ、一番最初は、行って見るって言った僕が悪いんだ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...それはそれだけとして見れば最善のモーティヴによる生命力の発揮の場合やはりそうであるから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで最後の分水線を越えて...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...最高度に統一支配して...
夢野久作 「能とは何か」
...潜行軍の最後方の――この秀次隊は...
吉川英治 「新書太閤記」
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