...この中曾夫人ロウ人形館へやってきて...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...曾て小栗風葉來りし時...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...曾は朝夕二人のことを追想していたが...
田中貢太郎 「続黄梁」
...曾て時事の紙上で...
田山録弥 「或新年の小説評」
...曾ての何ものにも換えがたいお互いの交誼を偲び合い...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...弓削道鏡様(ゆげのどうきょうさま)が和気清麻呂様(わけのきよまろさま)を……」「そうだとも」「楠正成様が足利尊氏様に亡ぼされ……」「その通り」「曾我の兄弟様が工藤祐経様(くどうすけつねさま)をお討ちになった……」「それに違いないじゃねえか」「太閤様のところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...曾(かつ)てこれを怠るということがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...前出の木曾御岳の「種蒔き爺さん」は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...その怪しい女は曾(かつ)てトーマス・コルトンの情婦であった事を知った...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...又微(すこ)しく伊沢氏が曾て山陽を舎(やど)したと云ふ説を疑はうとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...即ち大正丁巳に至つて八十三歳の寿を保つてゐる曾能子(そのこ)刀自である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霰(あられ)ふる左の山は菅(すげ)の寺北枝(ほくし)遊女四五人田舎(いなか)わたらひ曾良(そら)落書(らくがき)に恋しき君が名もありて翁(おう)髪はそらねど魚(うお)くはぬ也(なり)北枝ここで最初に問題になるのは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...富士を見ると曾我兄弟を思い出すが...
柳田国男 「雪国の春」
...未曾有(みぞう)の富を積み...
山本周五郎 「花も刀も」
...恐らく祖父も曾祖父も今自分が父からこうして無造作に話されたと同様...
横光利一 「旅愁」
...曾根権太夫がお迎えに参ったと御前体(ごぜんてい)よしなにお取次(とりつぎ)いたしてくれ...
吉川英治 「江戸三国志」
...木曾川口の木戸で...
吉川英治 「新書太閤記」
...村尾健治から木曾礼二郎あての私信...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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