...そして木曾は、あいかわらずごろんごろんところがって、御丁寧(ごていねい)にも、怪物団の足もとまでころげおちて、やっとそこへからだは停まった...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...小曾部のいえがきゅうくつでしたらわたしのうちへきていらっしゃいとお静がすすめましたけれどもそういうことをいいふらすものがあるあいだは慎しんだ方がよいからとそれは兄がとめました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...やがて展開されるべき未曾有の出来事は...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...太田の駅から船に乗って木曾川を下って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...曾川の顔を見たくないので...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...今や世界は未曾有(みぞう)の速力と混乱が到来した...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...お曾与殺しの疑いは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...電車へ乗つて大曾根町へ行つた...
林芙美子 「幸福の彼方」
...それ相応に調子を合せて曾てそらすという事なし...
二葉亭四迷 「浮雲」
...曾溌鴛鴦翻細雨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...曾根は左官の手間取で三十八歳...
山本周五郎 「季節のない街」
...この教室に於て未(いま)だ曾(かつ)て発見された事のない程に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼らは彼らの祖先が曾つて民衆に顛覆された事実と怨恨とを次第に忘れていつた...
横光利一 「静かなる羅列」
...木曾川の左岸――清洲(きよす)ノ城から西北の地に...
吉川英治 「新書太閤記」
...曾頭市(そうとうし)の市街戦で矢にあたり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...木曾殿(きそどの)の御内(みうち)にも人ありと知られた太夫房覚明(かくみょう)の血はどこへやったぞ」すると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「木曾からの使者がもどりました」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「木曾さん、所長が呼んでますよ――」遽(あわた)だしくはいって来た助手の村尾健治が、ドアーを開けながら、いつになく弾んだ声でいった...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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