...吟杖(ぎんぢやう)を揮(ふる)つて赤門校裡の書窓より新声を絶叫したるの一人なりき...
石川啄木 「閑天地」
...あに書窓に閑座するのときならんや...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...久しく書窓の下に鎖したる健脚を伸ばさむとて...
大町桂月 「常磐の山水」
...書窓(しょそう)から眺めると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...(大正元年 十月二十八日)展望台に上りて上余の書窓(しょそう)から西に眺(なが)むる甲斐(かい)の山脈(さんみゃく)を破(は)して緑色濃(こ)き近村(きんそん)の松の梢(こずえ)に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼処(あすこ)に旗(はた)が立ってますだ」成程余が書窓(しょそう)から此頃常に見る旗と同じ紅白染分の旗が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...三 書窓(しょそう)の警報それより数日(すじつ)を経て...
福田英子 「妾の半生涯」
...端(はし)なくも妾の書窓(しょそう)を驚かしぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...書窓五頃の庭以て地の花を養つて目を慰むるの資となすに足るなり...
横瀬夜雨 「花守」
...書窓の廂(ひさし)に...
吉川英治 「三国志」
...書窓の下にかの三巻の天書をひもどき...
吉川英治 「新・水滸伝」
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