...これは『俳句界四年間』と題した俳書堂出版の俳諧叢書のうちに収録してある...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その我ら仲間の批評というのは今俳書堂から出版している『俳句界四年間』の中(うち)に収録してあるはずである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...四月三十日夏目金之助※俳書堂雑誌部御中○明治三十九年五月十九日(封書)虚子先生行春(ゆくはる)の感慨御同様惜しきものに候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...万事につけて耕書堂生活にはぴったりとした着用物である...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...それからまた例によって耕書堂の戸を閉して東京へ出かけた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...熊野は『経書堂は是かとよ』と左を眺め...
野口米次郎 「能楽論」
...枯葉を集めに姉と登った裏山の楢林よ山番に追はれて石ころ道を駆け下りるふたりの肩に背負(しょひ)繩はいかにきびしく食ひ入ったかひゞわれたふたりの足に吹く風はいかに血ごりを凍らせたか雲は南にちぎれ熱風は田のくろに流れる山から山に雨乞ひに行く村びとの中に父のかついだ鍬先を凝視(みつ)めながら眼暈ひのする空き腹をこらへて姉と手をつないで越えて行ったあの長い坂路よえぞ柳の煙る書堂の陰に胸を病み...
槇村浩 「間島パルチザンの歌」
...嫗堂(うばだう)経書堂の前をすぎ清水寺門前の町に至る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...書堂新下絳紗帷」と云ふより推せば...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「書堂往昔数相陪...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この村で見た書堂は忘れ難い...
柳宗悦 「全羅紀行」
...書堂に通う二、三の子供が小道から出てくる...
柳宗悦 「全羅紀行」
...田舎びた母屋とはかけ離れて一棟の書堂が見える...
吉川英治 「三国志」
...そのまま書堂の前まで来ると...
吉川英治 「三国志」
...あなたも一箇の書堂におさまって文人的な閑日(かんじつ)に甘んじたり...
吉川英治 「三国志」
...きょうは書堂の内にいるようです...
吉川英治 「三国志」
...中天にあった陽は、書堂の壁を、一寸二寸とかげってきた...
吉川英治 「三国志」
...書堂(しょどう)にしておきました」又四郎はどしどし先へ行く...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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