例文・使い方一覧でみる「書き方」の意味

...あちこち持ってまわった書き方をしたが... あちこち持ってまわった書き方をしたがの読み方
太宰治「桜桃」

...六『一代男』と『一代女』との文章の書き方などについても非常に作者は注意してゐる...
田山録弥「西鶴小論」

...時にはどうしてかう叙述的な書き方ばかりしてゐるのかと思はれたが...
田山録弥「三月の創作」

...気にかかる書き方である... 気にかかる書き方であるの読み方
知里真志保「あの世の入口」

...郡の小学校が何十か集って、代表児童たちが得意の算盤（そろばん）とか、書き方とか、唱歌とか、お話とかをして、一番よく出来た学校へ郡視学というえらい役人から褒状（ほうじょう）が渡されるのだった... 郡の小学校が何十か集って、代表児童たちが得意の算盤とか、書き方とか、唱歌とか、お話とかをして、一番よく出来た学校へ郡視学というえらい役人から褒状が渡されるのだったの読み方
徳永直「こんにゃく売り」

...見方や書き方という主観的作為の問題ででもあるように見え... 見方や書き方という主観的作為の問題ででもあるように見えの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...地の文のために書き方によって... 地の文のために書き方によっての読み方
豊島与志雄「戯曲を書く私の心持」

...書き方の不正確さを... 書き方の不正確さをの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...其の書き方の氣のきゝたる割合に... 其の書き方の氣のきゝたる割合にの読み方
内藤湖南「敬首和尚の典籍概見」

...又目録の書き方として... 又目録の書き方としての読み方
内藤湖南「支那目録學」

...徹底的に実用向きの書き方だから失望しました... 徹底的に実用向きの書き方だから失望しましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...長塚君の書き方は何處迄も沈着である... 長塚君の書き方は何處迄も沈着であるの読み方
夏目漱石「「土」に就て」

...近頃かうした書き方をする人が多くなつた... 近頃かうした書き方をする人が多くなつたの読み方
萩原朔太郎「ローマ字論者への質疑」

...今日の普通の書き方によれば「キヤウ」と書いても「キヨウ」と書いても「ケウ」と書いても「ケフ」と書いても「キョー」であります...
橋本進吉「古代国語の音韻に就いて」

...普通言ふ「変つた書き方」といふやうな感じで読む方があたりまへであつたかも知れないほど...
水野葉舟「言文一致」

...彼の書き方はまだまだ足りなかったと思うのである... 彼の書き方はまだまだ足りなかったと思うのであるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...この種の書き方に慣れぬため... この種の書き方に慣れぬための読み方
柳宗悦「手仕事の日本」