...更級(さらしな)や姨捨山(おばすてやま)の月ぞこれ今朝(けさ)は早薪(まき)割る音や月の宿九月二十二日 姨捨行...
高浜虚子 「六百句」
...私はやっぱり更級日記から一歩も進んでいなかった...
太宰治 「斜陽」
...「更級日記」は私の少年の日からの愛讀書であつた...
堀辰雄 「姨捨記」
...さうやつて少年の日に「更級日記」を讀み...
堀辰雄 「姨捨記」
...そして彼女の囘想録を讀み了らうとする瞬間に誰しもの胸裡におのづから浮かんで來るであらう信濃の更級の里あたりの佗しい風物...
堀辰雄 「姨捨記」
...そこに私がこの「更級日記」を自分のものとして書き變へるための唯一のよりどころがあつたと云つてもいい...
堀辰雄 「姨捨記」
...いかばかりかはあやしかりけむを……」と更級日記は書き出されてゐる...
堀辰雄 「姨捨記」
...いま私の讀みとつたやうにこの「更級日記」を讀むのは...
堀辰雄 「姨捨記」
...私ははじめてその更級の里...
堀辰雄 「姨捨記」
...やはり同じ更級郡にあつて昔小長谷山(をはつせ)といはれてゐた山(現在の參謀本部の地圖には篠山と記載せらる)であつたらしいと云ふ...
堀辰雄 「姨捨記」
...「更級日記」などが隨分好きです...
堀辰雄 「更級日記など」
...この「更級日記」の作者などが...
堀辰雄 「更級日記など」
...最近讀んだものは「竹取物語」「伊勢物語」「春雨物語」それから「更級日記」等……皆讀んでいい事をしたと思つてゐるがその中でも私は「更級日記」を大層好む...
堀辰雄 「日付のない日記」
...同じく更級郡更府村の湧(わく)池という部落でありますが...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...和歌で有名になっている信州更級(さらしな)の姨捨山(おばすてやま)なども...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それは更級郡の一部...
吉川英治 「上杉謙信」
...更級(さらしな)へ下りてゆく...
吉川英治 「上杉謙信」
...「蜻蛉日記」「更級日記」「堤中納言物語」などに扱われている女性...
吉川英治 「随筆 新平家」
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