...この城の曲輪は非常に堅固な構造になっている...
...曲輪の周りに堀が掘られていることが多い...
...攻め込む敵の前に、曲輪で守備を固める...
...曲輪の内側には、武器や食料、水などが備蓄されている...
...曲輪の上からは、城の周辺を見渡すことができる...
...吉原の曲輪(くるわ)がその全盛の面影を留めたのは山東京伝の著作と浮世絵とであつた...
永井荷風 「里の今昔」
...それは田圃の近道をば田面(たのも)の風と蓮の花の薫りとに見残した昨夜(ゆうべ)の夢を託(たく)しつつ曲輪(くるわ)からの帰途(かえり)を急ぐ人たちであろう...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...曲輪(くるわ)の土塀など傾き倒れ...
中里介山 「大菩薩峠」
...かれらは曲輪うちの長屋に住んで...
山本周五郎 「日本婦道記」
...大曲輪(おおぐるわ)から大手の辺(あた)りまでを...
吉川英治 「剣の四君子」
...山城の曲輪は、四山の嵐気(らんき)を断っているが、伊吹の中腹である、何といっても風は冷たい...
吉川英治 「私本太平記」
...為に、行事も中止となり、奥曲輪(おくぐるわ)は、ひッそり閑(かん)としたものだったが、本間三郎の取巻きどもは、「無月(むげつ)の宴もまた、よかろうではないか」などと、西曲輪のうちへ、城下の遊女(あそびめ)たちを招き入れ、むしろ、この方がよかったように、宵から夜半まで乱痴気(らんちき)騒ぎをしたあげく、やがてどれもこれも、酔いつぶれて、沼のように眠ってしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...西曲輪(にしぐるわ)の方で...
吉川英治 「私本太平記」
...スタスタとふたたび曲輪(くるわ)へ帰りだしたのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信長が本曲輪(ほんぐるわ)の広庭を...
吉川英治 「新書太閤記」
...父上のおる一の曲輪もはや落城したか」「まだ夜も明けぬうちでした...
吉川英治 「新書太閤記」
...中の曲輪も墜(お)ちて...
吉川英治 「新書太閤記」
...北曲輪(きたぐるわ)の菜園へ出て行くのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...新曲輪(しんぐるわ)の三部を中心に...
吉川英治 「新書太閤記」
...まるで奥曲輪(おくぐるわ)の玩具(おもちゃ)みたいに見られていた長閑斎は...
吉川英治 「新書太閤記」
...東曲輪の指揮をとらし...
吉川英治 「新書太閤記」
...外曲輪(そとぐるわ)の塀の腰まで浸(つか)っている...
吉川英治 「茶漬三略」
...外曲輪(そとぐるわ)の厩(うまや)をのぞき...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??