...この城の曲輪は非常に堅固な構造になっている...
...曲輪の周りに堀が掘られていることが多い...
...攻め込む敵の前に、曲輪で守備を固める...
...曲輪の内側には、武器や食料、水などが備蓄されている...
...曲輪の上からは、城の周辺を見渡すことができる...
...花曲輪町(はなぐるわちょう)あたりから買いに来んともかぎるめえ」花曲輪町というのはこの町の花柳町(いろまち)なのでございました...
橘外男 「蒲団」
...古人が曲輪(くるわ)の内より取り合わせるか...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...それは田圃の近道をば田面(たのも)の風と蓮の花の薫りとに見残した昨夜(ゆうべ)の夢を託(たく)しつつ曲輪(くるわ)からの帰途(かえり)を急ぐ人たちであろう...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...後ろは楽屋曲輪(がくやくるわ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...屋台車といっしょにお曲輪内へはいったが...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...御文庫は松の丸と呼ばれる二の曲輪(くるわ)にあって...
山本周五郎 「はたし状」
...お忍びで曲輪へかよったというだけで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...奥曲輪(おくぐるわ)をお守りあるがよい...
吉川英治 「黒田如水」
...頻々と北曲輪の隙(すき)をうかがいおる...
吉川英治 「黒田如水」
...涼州の地は支那大陸の奥曲輪(おくぐるわ)である...
吉川英治 「三国志」
...二の曲輪(くるわ)の矢倉門で高氏を待ち...
吉川英治 「私本太平記」
...自然城(しぜんじょう)の山曲輪(やまぐるわ)には...
吉川英治 「神州天馬侠」
...山曲輪(やまぐるわ)へ通(つう)じる間道だろう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...砦(とりで)の一の曲輪(くるわ)、二の曲輪には、味方(みかた)の郎党(ろうどう)たちが二千人足(た)らずはいるので、その者たちに知らせさえすれば、わずかな裏切り者ぐらいはなんのぞうさもなく片(かた)づけてしまうのであろうが、この陣馬(じんば)の高原(こうげん)とそことは、平地(へいち)にしてちょうど十町ほどの距離(きょり)があった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...外曲輪(そとぐるわ)の城壁が...
吉川英治 「新書太閤記」
...北曲輪(きたぐるわ)の一廓(かく)に新たに造った住居を秀吉は見せてあるいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...西曲輪(にしぐるわ)と東曲輪(ひがしぐるわ)との往来さえ舟や筏(いかだ)でするほどだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...それっきりミシリともしなかったが――やがて何事だろう?西曲輪(にしぐるわ)の廊下から武者走(むしゃばし)りの方へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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