...家具には曲物が使われている...
...彼は曲物の職人として有名だ...
...このテーブルの脚は曲物でできている...
...曲物の技術は、古くから伝わっている...
...このチェアの背もたれは美しい曲物が施されている...
...暗い中に曲物(まげもの)が沢山ある...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...作曲物にこんなのを書いたのは私の量見違ひでした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...六郎は曲物が斃(たお)れるだろうと思ったが...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...骨はかなり大きな素燒の壺と小さな曲物とに分けて納められた...
辻村もと子 「春の落葉」
...草双紙に阿波の鳴戸のお鶴がもつてる曲物(まげもの)の柄杓(ひしやく)が浮いてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...番兵さんは一個の曲物(まげもの)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...有名な「ラコッツィ行進曲」だけでもこの全曲物に及ぶものはない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...恋は曲物(くせもの)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...それでようやくこのいわゆる姉妹は仇(あだ)し仇浪浅妻船(あさづまぶね)の浅ましい世を乗せ渡る曲物(くせもの)とも分れば...
南方熊楠 「十二支考」
...曲物のある所に桜皮のない場合はない...
柳宗悦 「樺細工の道」
...曲物と桜皮とはつきものである...
柳宗悦 「樺細工の道」
...手彫(てぼり)の刳鉢(くりばち)や曲物(まげもの)の手桶や...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...「浜弁当(はまべんとう)」と呼ぶ入れ子のある蓋(ふた)の深い曲物で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...伊奈(いな)から飯田にかけての渓谷の村々でも時折曲物の技を見かけます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...次には檜(ひのき)を材に曲物(まげもの)を作る者の三つであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...山間の東牟婁(ひがしむろ)郡請川(うけがわ)村は曲物(まげもの)で色々土地のものを作ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...主に杉の柾目(まさめ)を使って曲物を作ります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...曲物の器など造り...
吉川英治 「随筆 新平家」
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