...この上なき曲事(きょくじ)である...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...大した曲事とは思われなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...右之仕置大方に候而御国元より国之下知未断之故国俗壊行候儀役人之曲事と被仰付候はゞ我々可及迷惑候間前以申出候若恨に可被存人は羽地合手に可成候少も一身惜不申候国中の恥辱には替間敷候如何様返答可承候と書いてあります...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...屹度曲事たるべし』とて...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...僧侶の身にあるまじき曲事(くせごと)...
田中貢太郎 「轆轤首」
...曲事に可レ被二仰付一候旨事乳母は急いで読んでしまうと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...倅(せがれ)が曲事(きょくじ)は國法(こくはふ)によって絶(た)たるべきチッバルトの命(いのち)を絶(た)ったまでゝござります...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...領主其(その)曲事(きょくじ)ゆゑに...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...如何様(いかよう)の曲事(くせごと)にも可レ被二仰付一云々...
穂積陳重 「法窓夜話」
...世人はこれを悟らずに今日でもヤマノイモに薯蕷の字を使っているのはもってのほかの曲事(くせごと)である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...同書に引用した南多摩郡浅川村大字上椚田(かみくぬぎだ)原宿飯縄神社の文書には「八王寺御根小屋に候の間薬師より山内の山の竹木伐(き)るにおいては曲事(くせごと)たるべきの旨...
柳田國男 「地名の研究」
...拵(こしら)え立てた曲事(くせごと)だろう...
吉川英治 「私本太平記」
...そちは曲事(くせごと)を申しておるの」「や...
吉川英治 「私本太平記」
...従前からの師直がしていた下知状やら曲事(くせごと)を洗いだてて...
吉川英治 「私本太平記」
...言語道断(ゴンゴダウダン)ノ曲事(キヨクジ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...曲事ぎらいの生(き)一本で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いろいろな曲事(ひがごと)が聞えて来ても...
吉川英治 「日本名婦伝」
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