...宇宙艇はお尻を右に曲げたとたんに...
海野十三 「火星探険」
...その立ち木は枝をぐっと曲げた...
海野十三 「超人間X号」
...爪先を曳摺(ひきず)る様につけられたかと思うとコジ曲げた様になったりしながら...
大阪圭吉 「花束の虫」
...ガロエイ卿と夫人とは無愛想に首を曲げただけで...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...ユークリッド的には真実を曲げた嘘の写真であるが...
寺田寅彦 「観点と距離」
...汚れ煤けたガラスに吸い付いたように細長いからだを弓形(ゆみなり)に曲げたまま身じろきもせぬ...
寺田寅彦 「やもり物語」
...おりた烏は嘴をあげたり首を曲げたりして握飯が欲し相に見て居る...
長塚節 「鉛筆日抄」
...うまくいかないね」原口は首を曲げた...
夏目漱石 「三四郎」
...殊更筆を曲げたような痕跡(こんせき)なく...
「予の描かんと欲する作品」
...フィッシャー部長が腰を曲げた原因は風...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日白魔」
...両腕をギクギクと曲げたり伸したりしながら意気揚々のかたちで歩いた...
牧野信一 「環魚洞風景」
...A子は頻りに半身を折り曲げたり...
牧野信一 「風媒結婚」
...からだを曲げたりするよりいいことはなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...そこでトニオ・クレエゲルは首を横に曲げたなり...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...気の毒に思ひましたので身体(からだ)を曲げたり...
村山籌子 「おもちや の めがね」
...学徒が信念する自己の説を曲げたり変えたりすることはできませぬ」静かにいうことばがかえって相手の怒りきっている感情を煽(あお)りたて...
吉川英治 「親鸞」
...一本一本の指を握って折り曲げた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...さまざまに悶(もだ)えて体を蝦(えび)のごとく折り曲げた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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