...故(ゆゑ)に吾人は罪過を以ツて重要なる戯曲規則の一に数へんと欲す...
石橋忍月 「罪過論」
...狭い廊下の角をいくつか曲った...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...歌舞音曲も別段客をもてなさうといふ露骨な意図でもつて行はれるのではない...
太宰治 「お伽草紙」
...当時の物理の世界から見ればむしろ旋毛曲りの頑固な田舎親爺であったに相違無い...
寺田寅彦 「科学上における権威の価値と弊害」
...男は椅子に全身を曲げて丸めて座っており...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...海のおののき見えたりき……――神曲...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...婆さんは身を折曲げ蹲踞(しやが)んだ膝を両手に抱込んだまゝ黙つてゐるのに気がつき...
永井荷風 「買出し」
...「曲亭の燕石雑志(えんせきざっし)なんぞにありゃしないか...
中里介山 「大菩薩峠」
...校長なんかになるといやに曲りくねった言葉を使うもんだ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「しかも曲っていらあ」「少し猫背(ねこぜ)だね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...二人の曲者(くせもの)の一人が投げ出したのでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...曲者は手を洗はない奴だ」平次の推理は微(び)に入り細を穿(うが)ちます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お前は困つたことになるかも知れないよ」「困つたこと?」「父さんの曲つた望みを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中の間を出ると直ぐで――その間に曲者が二階へ登つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家内(やうち)を覘(うかが)う曲者かと怪まれる……ザワザワと庭の樹立(こだち)を揉(も)む夜風の余りに顔を吹かれて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...音曲噺の圓太郎が現役の大家だった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...すぐれたむずかしい曲の一節を弾いた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...屈曲して行く路の角角で下を見ると...
横光利一 「旅愁」
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