...地味な写実的な手法で描きながら淡い詩情をただよはせるやうな戯曲によつて有望な新進戯曲家として認められてゐた...
宇野浩二 「思ひ出すままに」
...私が彼に近付いたとき大きな声でも立てられて「この学生は曲者(くせもの)だから...
海野十三 「三角形の恐怖」
...上り道が左の方に曲っている...
海野十三 「蠅男」
...今一つは汗を流す音曲...
薄田泣菫 「茶話」
...」曲馬団の者はそう言って...
太宰治 「作家の手帖」
...何となれば元来空間その者の結合が問題となり得るのはただ空間の曲率に基くと考えられる限りに於てであり...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...交響曲(シンフォニー)やミサ曲や聖譚曲(オラトリオ)などが演奏されています...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ロメオがジュリエットの庭にはいったように(訳者注 セークスピヤの戯曲ロメオとジュリエット)ついにコゼットの庭のうちにはいり込んでしまったのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...子供のするやうに人指し指を曲げてその背へ蕾にかゞやいて居る露をとつて見た...
長塚節 「十日間」
...深く身を曲(かが)めたまま食事をすることになっていた...
中谷宇吉郎 「御殿の生活」
...可憐(かれん)な曲に良いものがある...
野村胡堂 「楽聖物語」
...外から曲者が入つたとすれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口の両側が醜(みにく)くひん曲がった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...曲る時、まだ私達が見送っていたので、車窓から盛んに手を振ったりしました...
牧逸馬 「双面獣」
...いずれにしても余りはっきり言っては差しさわりのある事柄を婉曲に代弁させるため...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...同時に馬鹿囃子という音曲の名前も...
夢野久作 「鼻の表現」
...その出屋敷の水門から逃げのびた曲者を...
吉川英治 「私本太平記」
...すると中廊下の曲がり角で...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??