...それとも亦戯曲の形式に表現すべきものかと云ふことは予め菊池の考へる...
芥川龍之介 「小説の戯曲化」
...外側には松の立木を態々(わざわざ)曲げくねらせ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...出しものはプロコウヒフの作曲「三つの蜜柑への恋(リュボウビ・ク・トリオム・アペルシイナム)」...
谷譲次 「踊る地平線」
...うねうねと曲って流れている...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...「スペインの夜の庭」は非常に印象的な曲だ...
野村胡堂 「楽聖物語」
...並大抵の曲者にしては悠長すぎはしませんでしょうか」平次は重大な謎を投げかけました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...曲者の通つたらしい道を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「もう一度あの晩の事を伺ひますが」「何なりと」「曲者は千兩箱を持つて居りましたでせうか」「チラと見ただけで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...石材屋の横を左に曲って桜木町に這入ってみた...
林芙美子 「貸家探し」
...また猫のほうに身体を曲げた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...鼻は鉤形(かぎがた)に曲っていて長く...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
...「面(おもて)をあげさせえ」にてぎつくりし、うなづいて立上り、縄付の後に廻り「さあ面(つら)をあげろい」とやうやくいひ、思ひ切つて左の手にて小せんの下げ髪をとり、左の足を上げ、膝を曲げ、小せんの頤(おとがい)へ足首をかけて仰向かせ、右の手にて善太の髻(もとどり)をつかまへて引つ立て、二人とちよと顔を見合せて、ぢりぢりと自分の首を右の方にそむく...
三木竹二 「いがみの権太」
...あらゆる演劇にとって一番大事なものは戯曲作品だ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...私が始終見ていたものでもっとも婉曲な形態を持ち...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...こゝろみに詩の諸體に就いて、作者の客觀的叙法を用ゐて、評(感情によれる言葉)なからしむべきものを求むるに、吟體詩には叙事詩あり、戲曲あり、讀體詩には小説あり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...その歌いぶりも歌曲がなんだったやらも憶えていない...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...この曲馬団に関する私の意見と...
夢野久作 「暗黒公使」
...峠の七曲りを見下ろしていたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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