...――そこで曲目は断層(だんそう)をしたかのように変化し...
海野十三 「恐怖の口笛」
...あの通り旋毛曲(つむじまが)りの人達だけに...
薄田泣菫 「茶話」
...謡曲(うたひ)好き8・8(夕)洋画家満谷(みつたに)国四郎氏が名代の謡曲天狗なのは...
薄田泣菫 「茶話」
...畠と松林のあひだを勝手次第に曲るたび/\又も同じやうな岐路(わかれみち)へ入(はい)るので忽ち方角もわからなくなる...
永井荷風 「羊羹」
...「右へ曲げるだよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...笹野新三郎に約束した御鷹野以前に曲者を挙げることが出来なかったのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――曲者(くせもの)は表の格子を開けて入って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...幸ひ曲者は鍋(なべ)を間違へたので私達は皆んな無事で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...たゞこの戯曲の飜譯語を...
正宗白鳥 「心の故郷」
...戲曲らしい戲曲の材料を掴む能力さへ無いと云ふ方が適當かもしれない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...点字のオーケストラやピアノの曲の譜面があるので...
宮城道雄 「山の声」
...パンとトマトを買って横丁へ曲って来たら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...三月に曲淵和泉守景露(まがりぶちいづみのかみけいろ)がこれに代つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...小さく押し曲げさえすればズボンのポケットにでも何でも這入るから...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...半身を捻(ね)じ曲げたまま灯の中をさし覗(のぞ)いている栖方を見比べ...
横光利一 「微笑」
...雨ダレの音の方が、まだ曲がある...
吉川英治 「折々の記」
...まま敵がたの曲者がまぎれこんでいるものだ...
吉川英治 「私本太平記」
...自由の利(き)かない人間をバッサリなんぞは曲(きょく)がない」「いやにお前は庇(かば)い立てするな」「それや悪党にだって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索