...政治と宗教は表裏の関係を有す政教子曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...わが国の政教の関係人あり問うて曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...裸男駄句りて曰く...
大町桂月 「梅の吉野村」
...(君曰く、殘念、プルウストはもう死にました...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...その序に曰く...
辰野隆 「雨の日」
...女医補の曰く、一歩農舎に入りて賭(み)るところは何ぞ、みなこれ病者、悉く熱に浮かされ、或いは高笑いし或いは壁に攀じ、農舎の中は悪臭鼻を衝き、水を与うる者なく、水を運ぶ者なく、食物とてはひとり凍(い)てたる馬鈴薯あるのみと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...曰く国庫の資を以て蒐集したる断簡零墨を憑拠として漫(みだり)に賢相名臣の跡を抹殺すと...
津田左右吉 「史論の流行」
...象山は実に時勢を知るの俊傑たるに相違なし、彼が死後その遺筐(いきょう)に「政策目安(めやす)書」なるものあり、その条に曰く、一、遠くは本邦古先帝王に法(のっと)らせられ、近くは魯西亜(ロシア)のペートルに則(のっと)られたき事一、外国へ学生遣(つか)わさるべき事一、出交易(でごうえき)の事一、交易法修業の事一、邪宗并に仏法の事人倫を廃せる仏法といえども、御法を設けられ御用御座候えば、その分に従って世用をも成し申すべく候...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而(しこう)して同十二月五日、藩政府はさらにその父杉百合之助に向って、その投獄の命を伝えしめたり、曰く、「お聞込みの趣きこれ有り、最前の通り、借牢の儀願い出で候よう内移(ないい)仰せ付けられ候」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...その自(みず)から品題するや曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...公曰く、政党内閣は暫らく断念せざる可からずと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曰く過激論、曰く腐儒の空論、曰く捕風握雲の妄説、これらは皆彼の説の上に注ぎかけられた嘲罵の声であった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...フレザー曰く、何故穀精がかく様々の動物の形を現ずると信ぜらるるかとの問いに対(こた)えん、田畑に動物が来るを見て、原始人は穀草と動物の間に神秘な関係ありと察すべく、上世今のごとく田畑を取り囲わなんだ時には、諸般の動物自在にこれに入り行(ある)き得た...
南方熊楠 「十二支考」
...日本人と米国人とはどこがちがいますか? 子供の答えに曰く...
宮本百合子 「カメラの焦点」
...孟子曰く、否、これ君子の言に非ず、斉東の野人の語なり...
和辻哲郎 「孔子」
...(十五)子貢曰く...
和辻哲郎 「孔子」
...子路曰く、願わくは(己れの)車馬衣裘(いきゅう)を、朋友とともにして之を敝(やぶ)るも憾(うら)みなからん...
和辻哲郎 「孔子」
...鼓瑟(ことのて)希(しばし)とだえ鏗爾(こうじ)として瑟(しつ)を舎(さしお)きて作(た)ち、対えて曰く、三子者(さんししゃ)の撰(よき)に異なり...
和辻哲郎 「孔子」
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