...曰く人生意氣に感ずと...
石川三四郎 「浪」
...――曰く、『狂者は天の寵児だと、プラトーンが謂つた...
石川啄木 「葬列」
...船中にありて問うて曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...政教子曰く、しかり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...東より西に移る政教子曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...一人の男があらわれて曰く...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...曰く、然り...
大町桂月 「秋の筑波山」
...其説に曰く個々の印度日耳曼民族の祭祀並びに神話の間には...
高木敏雄 「比較神話学」
...詩篇に曰く、化生のはじめは、水にして、水上に黄金の宇宙卵浮ぶ...
高木敏雄 「比較神話学」
...この英雄神に就て語りて曰く...
高木敏雄 「比較神話学」
...それが常に語って曰くさ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...松陰に語りて曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而(しこう)してその策する所を観れば、曰く、「今の戦法は、これを先(さき)んずるに海戦を以てし、これを終るに陸戦を以てすべし」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...乃(すなわ)ち曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曰く、後者は前者の抽象形態に外ならないと...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...科学者曰くこれ動物の保護色なり...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...また曰く、生(うめ)よ繁殖(ふえ)よという創造主の命は、人類の増殖に対し神自身の定めた法則と矛盾するものであり、人はその住む国の食物を増加することが不可能なために子孫の大部分が幼死を遂げざるを得ず従って増殖が何ら行われない場合にも、かかる結婚による子孫がすべて十分に扶養され従って人口の大きな急速な増加に対し余地と食物とがある場合と同様に、早婚を行うのが義務である、と...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...親爺(おやぢ)負惜しんで曰く...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索