...▲桑港に於ける幸徳▽米國の不平黨に交る久敷桑港に在りて同地の事情に精通する某氏の談に曰く▲秋水の渡米 幸徳が桑港に渡つたものは去卅八年の十二月だつた...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...一七六二年ナポレオン曰く「大王の形勢今や極度に不利なり」と...
石原莞爾 「戦争史大観」
...太田氏曰く、このあたり瀧多し...
大町桂月 「十和田湖」
...茲にも亦た、附記して曰く、世の人慎んで、己が爪を収むるは、是その縁なりと、素盞嗚尊の宿を衆神に乞いて、拒まれし条にも亦た、附記して曰く、爾より後、笠蓑を著て、他人の屋内に入るを諱むは、是その縁なりと...
高木敏雄 「比較神話学」
...(君曰く、残念、プルウストはもう死にました...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...松陰に語りて曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...喜びて曰く、「また以て少しく国威を示すべし」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼れが党人として極めて忠実なる党人たるに在り彼れ曾て大隈伯を論じて曰く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ヴォルテエル曰く...
中島敦 「環礁」
...その宣言書の一節に曰く――「十三人」には所謂文壇に乗り出す為めの商売的意味も這入つて居なければ...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...彼は曰く、『吾々は、彼ら自身の子供に必要な養分を与え得ないほど貧しい人民を見る...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...師曰く卿(けい)の志願妙なり必ずわれに先だちて得道すべし...
南方熊楠 「十二支考」
...1晋の宗懍(そうりん)の『荊楚歳時記(けいそさいじき)』註に魏の董(とうくん)の『問礼俗』に曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...註に曰く、金形馬に似、碧形鶏に似ると...
南方熊楠 「十二支考」
...曰(いわ)く本私刑史、曰く支那刑法史、曰く経子(けいし)一家言、曰く周易一家言、曰く読書五十年、この五部の書が即ちこれである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...いずれも曰く付きに極まっている...
吉川英治 「平の将門」
...余に告げて曰く、「いま足下の御沙汰もいまだ測られず、小子は海外におもむけば、天下のことすべて天命に付せんのみ...
吉田松陰 「留魂録」
...子貢に謂(かた)って曰く...
和辻哲郎 「孔子」
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