...爺平然として曰く...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...夜光命曰く、『われ生れてより、今夜のやうに困りしこと無し...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...曰く、松沼の濱也...
大町桂月 「常磐の山水」
...曰く、虚無僧岩也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...太閤記の作者は此の項の後に附記して曰く...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...象山また復書を持ちて夷国に到らんと欲す、則ち曰く、「微臣別に謀を伐つの策あり、安(いずく)んぞ風船を得て聖東(ワシントン)に下らん」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...『留魂録』を書了(おわ)り歌を題して曰く...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...併しそれは吾々自身が初めから主張していたことの外ではない、曰く、理念は現実に対して無力であると...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...その建白書に曰く...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...皇帝は又宮中粛清に関し、詔して曰く、宮中の粛清は、屡々勅諭を下して之れを誡めたるに、久しければ輙ち懈弛して秩序を紊るの失態を見ると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...句に曰く、病院の屠蘇牛乳少しのみ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...我曰く、誰か我に鉅万の財を与ふる者ぞ...
正岡子規 「読書弁」
...蕪村が書ける『春泥集(しゅんでいしゅう)』の序の中に曰く(略)彼も知らず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...コンデルセエ氏は曰く...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...インドの虎狩人の直話をワルハウス筆して曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...烏羽玉(うばたま)の夢ちゅう物は誠に跡方もない物の喩えに引かるるが、古歌にも「夢と知りせば寤(さめ)ざらましを」と詠んだ通り、夫婦情切にして感ずる場合はまた格別と見え、『唐代叢書』五冊に収めた『開元天宝遺事』に、〈楊国忠(ようこくちゅう)出でて江浙に使し、その妻思念至って深し、荏苒(じんぜん)疾くなり、たちまち昼夢国忠と○、因って孕むあり、後に男を生み朏(ひ)と名づく、国忠使帰るに至るにおよび、その妻具(つぶさ)に夢中の事を述ぶ、国忠曰く、これけだし夫婦相念い情感の至る所、時人譏誚(きしょう)せざるなきなり〉...
南方熊楠 「十二支考」
...知識にいいて曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...アダム・スミスは曰く...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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