...其背を拊(う)つて曰ふ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...曰く、「熱誠、勇敢なる人士は唯言葉のみで滿足せず、必ず言語を行爲に飜譯しようとする...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...韓湘(かんしやう)曰(いは)く...
泉鏡花 「花間文字」
...その僧曰く、なお世間にて食事の時間一定するがごとし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...導者曰く、『去年多く實を結びたれば、今年は木弱つて花多からず』と...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...裸男先づ書きなぐりて曰く...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...狐指して曰く、これ即ち乾酪なり、速に行きて拾い来れと...
高木敏雄 「比較神話学」
...頌(じゅ)ニ曰ク...
田中英光 「野狐」
...先には天妃ヘーレーと我とに彼は約し曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...艫(とも)の*飾を手にとりて放たず衆に叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...曰く、「否」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...寒いと見えて女の脣が紫色になつてゐるのを見ながら、明君曰、「ありや風呂を使つてゐるんだぜ...
堀辰雄 「エトランジェ」
...すなわち『万葉集』巻四の「念はじと曰ひてしものを唐棣花色(はねずいろ)の...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一、世人曰く、俳人京に行かんには春を可とす、奈良に行かんには秋を可とす、しかして後始めて名句を得べしと...
正岡子規 「俳諧大要」
...その系論とは曰く...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『捜神後記』に曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...既にして又独語して曰く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...及び労働の比較価値について(一三一)アダム・スミスは曰く...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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