...彼は曰ふ「俺は此等の名前と...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...博士は曰(いわ)く...
海野十三 「のろのろ砲弾の驚異」
...潮來圖誌に曰く、『潮來の里は、東都五町街にならひし廓也...
大町桂月 「北總の十六島」
...無恥の我れ』 180老王聞きて嘆稱の聲を放ちて陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...羽ある言句を宣んし曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に盟ひて彼は曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...35その時勇猛のメネラオス先づ口開き陳じ曰ふ、『君、何が故黄銅の兜を着くる? トロイアの軍探るべく同僚の一人醒まさんためなるや?暗黒の夜にたゞ獨り奮ひ進みて敵軍の偵察敢てなすべしと君に約さんものありや? 40さる者無きを我恐る、あらば無双の勇ならむ』アガメムノーン權勢の王者、乃ち答へ曰ふ、『神の育つるメネラオス! アルゴス勢と水軍を防ぎて救ふ方策の急務は、我と汝とに今こそ到れ、天王の神慮變ると我は見る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼驚いて曰く「否々余は苦痛より脱するを欲す...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...五歳(いつゝ)の鶴子初めて鴎を見て曰く...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...皇帝は又宮中粛清に関し、詔して曰く、宮中の粛清は、屡々勅諭を下して之れを誡めたるに、久しければ輙ち懈弛して秩序を紊るの失態を見ると...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...という語があるの――」「子曰(のたまわ)くにございましたかね」「これで別れよう...
直木三十五 「南国太平記」
...其文に曰く、「草津とし云へば臭気(にほひ)も名も高き、其本元の薬湯を、ここにうつしてみつや町に、人のしりたる温泉あり...
永井荷風 「上野」
...上子曰ク善シ乃チ入テ坐ス...
成島柳北 「他山の石」
...胸の表札に曰く、炭鉱事故の被害者...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...四方太曰く、うまい...
子規 「闇汁圖解」
...かかる制度は――と彼は曰う――社会の名において...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...諱ミテレ稱スルヲ二鹽ノ名ヲ一改テ曰フ三堅鹽ト一...
南方熊楠 「鹽に關する迷信」
...曰天野道周(だうしう)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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