...と安国寺瓊慶もどきに三世を看透したやうな顔をして更に一転語を下して曰く...
内田魯庵 「人相見」
...何か曰(いわ)くのあることらしいとは感づいたが...
海野十三 「暗号音盤事件」
...僧曰く、『今見られたるは、一ノ瀧也...
大町桂月 「足柄の山水」
...最後の断案を下して曰く...
高木敏雄 「比較神話学」
...而して更に嚇し曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...リキエーの兩軍よびて叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時かなた雷雲の神はアポローン呼びて曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...太き吐息に慨然と其*胸中に陳じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼の述懐に曰く、「春浅み野中の清水氷り為(い)て底の心を汲む人ぞなき」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それらの曰く付きとか言い伝えとかを...
豊島与志雄 「怪異に嫌わる」
...ヴォルテエル曰く...
中島敦 「環礁」
...曰(いわ)く、ノートルダムの寺院を写す画工は、その建築の部分について、個々の一つ一つの印象をスケッチし、後にこれを綜合(そうごう)して一つにしても、決して寺院そのものの真相を、全景的に描出することはできないだろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...世人曰く、不吉の聲なりと...
正岡子規 「東西南北序」
...その時諸天偈(げ)を説いて曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...中根玄圭の如き諸大家――我国のニュートンとも曰(い)ふべき大科学家――も新井白石...
山路愛山 「明治文学史」
...何か曰(いわ)くがありそうじゃねえか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼は曰く、『労賃を騰貴せしめる資本の増加は利潤を下落せしめる傾向がある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...子曰く、我に数年を加え五十にして学ぶも、易(また)大過なかるべし...
和辻哲郎 「孔子」
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