...(僕曰(いはく)...
芥川龍之介 「解嘲」
...一日太平洋上の風波の穏やかならざるを見て曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...別に臨みて会主また曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...また曰く、「書肆某来りて四方山(よもやま)の物語をす、余はかかる射利の徒と交はるだも心苦しけれどもこれも交際と思ひ返してよきほどにあしらへり、もし心に任せたる世ならましかば彼ら如き輩を謝して明窓浄几(じょうき)の下に静(しずか)に書を読むべきを、」と...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...其名曰レ変黄帝得レ之...
高木敏雄 「比較神話学」
...答えて曰(いわ)く...
太宰治 「思案の敗北」
...行乞してゐる私に向つて、若い巡査曰く、托鉢なら托鉢のやうに正々堂々とやりたまへ、私は思ふ、これでずゐぶん正々堂々と行乞してゐるのだが...
種田山頭火 「行乞記」
...心より敵軍トロイア軍勢と戰ふことを命じ曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その時かなた雷雲の神はアポローン呼びて曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...」そこで囚人は歎じて曰く...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...アンマ曰く、「安いお方じゃありませんな、金がかゝってる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼自ら詠じて曰(いわ)く吾(わが)歌をよろこび涙こぼすらむ鬼のなく声する夜の窓灯火(ともしび)のもとに夜な夜な来たれ鬼我(わが)ひめ歌の限りきかせむ人臭き人に聞(きか)する歌ならず鬼の夜ふけて来(こ)ばつげもせむ凡人(ただひと)の耳にはいらじ天地(あめつち)のこころを妙に洩(も)らすわがうた何らの不平ぞ...
正岡子規 「曙覧の歌」
...曰くたとえば一中の一狼が生きながら人児を捉え帰り今一狼は一羊を捉え帰るに...
南方熊楠 「十二支考」
...『塩尻(しおじり)』巻三十に「或る記に曰く永享七年十二月天野民部少輔(あまのみんぶのしょう)遠幹その領内秋葉山で兎を狩獲信州の林某に依りて徳川殿に献ず...
南方熊楠 「十二支考」
...アラアの神は曰く...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...曰(いわ)く...
吉川英治 「三国志」
...けだし彼は曰く、『実際には、鋳貨としての種々な金属の価値の間に一つの規制された比例が継続している間は、最も貴重な金属の価値が金鋳貨の価値を左右する』と...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...堯典に曰く、二十有八載(さい)、放勲(ほうくん)乃(すなわ)ち徂落(そらく)せり、百姓考妣(ふぼ)を喪(も)するが如くなりき、三年、四海(しかい)、八音(はちいん)を遏密(あつみつ)せりと...
和辻哲郎 「孔子」
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