...曰(いわ)くがあったようでもある...
芥川龍之介 「邪宗門」
...日本の仏教英人某問うて曰く...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...四郎咄嗟につぶやいて曰く...
大町桂月 「近藤重藏の富士山」
...ぺルガモスより見おろしてトロイア軍に叫び曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...容姿は神の如くなるパリス答へて彼に曰ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが曰ふ處今に足る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「雪水(ゆきみず)を沸(わ)かしたのですよ」と妻が曰(い)う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...然(しか)りといえども彼はこれら資格の外に、なお特別の本色を有す、曰く、不穏(ふおん)の精神これなり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曰く唯物論の陥落・自然科学乃至科学の無能・必然性の否定...
戸坂潤 「辞典」
...曰く、『きみは自分ひとりだけのことをいいたまえ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...在己曰屠維の二つが字形の類似に依つて同じものらしく推測せられるからである...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...『柳樽(やなぎだる)』に曰く「若旦那夜は拝んで昼叱り...
永井荷風 「桑中喜語」
...また曰(いわ)く...
新渡戸稲造 「自警録」
...曰く、ダンチヒ自由市の即時返還...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...サア・F・M・イードゥンも同じ問題について曰く...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...)常謂人曰...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...襄曰く吾上に母あり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...(師が答えて曰(い)った)汝の脈の最後の三つが打ち切るまで歇む可からず...
山本周五郎 「青べか日記」
便利!手書き漢字入力検索