...曩日(のうじつ)久保田君に「うすうすと曇りそめけり星月夜」の句を示す...
芥川龍之介 「久保田万太郎氏」
...また曩日(いつか)の様に...
石川啄木 「天鵞絨」
...但し(brigens に同じ)vor kurzem 曩日...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...当時とは経済状態も曩日の観察をもって今日を卜することの迂愚なることはもちろんであるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...曩日(のうじつ)の雨で諸処水溜りが出来て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...曩日(なうじつ)の雨で諸處水溜りが出來て...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...曩日(なうじつ)一外人ありて帝都に生きたるを携へ来り...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...曩日(このあいだ)...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...即(すなわ)ち曩日(さき)に政府に向かって忠告したる所以(ゆえん)なり...
福田英子 「妾の半生涯」
...曩日(さき)に朝鮮変乱よりして...
福田英子 「妾の半生涯」
...儂(のう)は曩日(さき)に述べし如く...
福田英子 「妾の半生涯」
...曩日(さき)に政府は卑屈無気力にして...
福田英子 「妾の半生涯」
...曩日(さき)に東京を出立(しゅったつ)するの時...
福田英子 「妾の半生涯」
...冒頭に「アアしくじったり誤りたり取餅桶(とりもちおけ)に陥(おちい)りたり今日(こんにち)はもはや曩日(さき)の富井(とみい)にあらず妹(まい)は一死以て君(きみ)に謝せずんばあらず今日の悲境は筆紙の能(よ)く尽す処にあらずただただ二階の一隅に推(お)しこめられて日々なす事もなく恋しき東の空を眺(なが)め悲哀に胸を焦(こが)すのみ余は記する能(あた)わず幸いに諒(りょう)せよ」とあり...
福田英子 「妾の半生涯」
...妾らここに見るあり曩日(さき)に女子工芸学校を創立して妙齢の女子を貧窶(ひんる)の中(うち)に救い...
福田英子 「妾の半生涯」
...呉羽之介には何が何やら訳が解らなかった――曩日(さきのひ)...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...呉羽之介曩日の祈誓納受されしを知りて愈堕落の淵に沈む事その翌日の朝です...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...狂の恋一曩日(さきのひ)の宿下(やどさが)りに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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