...◯ヨブの曩(さき)の地位を以(もっ)てしては...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...曩(さき)は北米(ほくべい)合衆国に対して宣戦を布告し...
海野十三 「空襲葬送曲」
...なぜなれば私は曩に述べた自己催眠の方法によつて完全に船醉をしないで濟んだので...
海野十三(佐野昌一) 「南太平洋科學風土記」
...「突然」1・16(夕)大蔵大臣勝田主計(しようだかずへ)氏が曩(さき)に大臣に親任されて...
薄田泣菫 「茶話」
...直譯:やれやれ!何が凡そ(alles)この世に可能でないか3.この二三百年來、吾々の社會生活は何んと散文的現實的かつ物質的になつて了つたことよ!224P.179am besten 最もよく(及び am kleinsten, am grten etc.)aufs beste 最もよく、出來るだけよく(及び auf schnste, aufs eiligste, etc.)im folgenden 左に、次にim ganzen 大體に於て、概してim frheren 以前、曩に、前に(frher に同じ)imbrigen 因みに、但し(brigens に同じ)vor kurzem 曩日、最近von neuem 又もや、改めてin kurzem そのうちに、最近im wesentlichen 大體に於てseit langem 以前から、ずつとvon langem her (同前)nicht im geringsten 毫末もnicht im entferntesten (同上)和譯P.1791.この婆さんは戰爭のためにすつかり逆上してゐた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...三藏は曩(さき)に玄關で美しと見た尼の顏を今は軒淺く...
高濱虚子 「俳諧師」
...曩(さき)に不親切にして...
辰野九紫 「青バスの女」
...曩には、人間的感情といい、青春といったようなものは、無条件に承認し得たのだった...
戸坂潤 「読書法」
...曩に高知政友會支部に紛擾あるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曩に閣下の内閣を組織するや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...私が曩に懷徳堂で斯ういふことを申しました時...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...曩のことを思ひ出して尋ねて見たところが先生のことは知つて居つて...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...氏が維新の朝(ちょう)に曩(さ)きの敵国の士人と並立(ならびたっ)て得々(とくとく)名利(みょうり)の地位に居(お)るの一事なり(世に所謂(いわゆる)大義名分(たいぎめいぶん)より論ずるときは...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...曩日(さき)に政府は卑屈無気力にして...
福田英子 「妾の半生涯」
...妾らここに見るあり曩日(さき)に女子工芸学校を創立して妙齢の女子を貧窶(ひんる)の中(うち)に救い...
福田英子 「妾の半生涯」
...視之乃曩所留者也...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは曩(さき)に従之の名を挙げて三市さんに問うた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」わたくしは曩(さき)に寺僧の言(こと)を聞いた時...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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