...曩(さき)の高踏派と今の象徴派とに属する者その大部を占む...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...直譯:やれやれ!何が凡そ(alles)この世に可能でないか3.この二三百年來、吾々の社會生活は何んと散文的現實的かつ物質的になつて了つたことよ!224P.179am besten 最もよく(及び am kleinsten, am grten etc.)aufs beste 最もよく、出來るだけよく(及び auf schnste, aufs eiligste, etc.)im folgenden 左に、次にim ganzen 大體に於て、概してim frheren 以前、曩に、前に(frher に同じ)imbrigen 因みに、但し(brigens に同じ)vor kurzem 曩日、最近von neuem 又もや、改めてin kurzem そのうちに、最近im wesentlichen 大體に於てseit langem 以前から、ずつとvon langem her (同前)nicht im geringsten 毫末もnicht im entferntesten (同上)和譯P.1791.この婆さんは戰爭のためにすつかり逆上してゐた...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...当時とは経済状態も曩日の観察をもって今日を卜することの迂愚なることはもちろんであるが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...三藏は曩(さき)に玄關で美しと見た尼の顏を今は軒淺く...
高濱虚子 「俳諧師」
...……………………………小學の六年を省いた『ハンデキヤップ』を物ともせずに、更に四年から十六に滿たぬ若年で二高理科甲類へ、しかも首席の榮譽を擔つて合格した俊才振りは驚歎の的であり、母校の誇りでもあつたが、これより曩、四年の秋に發火演習に參加して、夜營や斥候で無理をした頃から兎角健康が優れず、二高入學と共に向う一ヶ年の靜養を醫師から勸告せられたのである...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...曩日(なうじつ)一外人ありて帝都に生きたるを携へ来り...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...二宮氏は曩きに獨逸に留學して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曩にむいた所はだん/\錆びたやうに赤く變じた...
長塚節 「佐渡が島」
...曩のことを思ひ出して尋ねて見たところが先生のことは知つて居つて...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...曩日(このあいだ)...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...曩(さ)きに奇貨(きか)とし重んじたる彼(か)の敵国の人物を目(もく)して不臣不忠(ふしんふちゅう)と唱(とな)え...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...曩日(さき)に朝鮮変乱よりして...
福田英子 「妾の半生涯」
...曩日(さき)に政府は卑屈無気力にして...
福田英子 「妾の半生涯」
...妾らここに見るあり曩日(さき)に女子工芸学校を創立して妙齢の女子を貧窶(ひんる)の中(うち)に救い...
福田英子 「妾の半生涯」
...これに代って曩(さ)きに支那から我邦に渡来した『植物学』の書(多分我が万延...
牧野富太郎 「植物記」
...その子供は曩(さき)に申した皇子でありました...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...曩には先づ植物の名稱形状等を知らしめて人々に植物に對する親愛の念を起さしむる目的を以て...
村越三千男 「大植物圖鑑」
...此女子は曩(さき)の日わたくしに細木香以の墓ををしへてくれた人である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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