...曠野を歩くと、まるで自分一人の世界にいるような感覚になる...
...この地域は人口が少なく、広大な曠野が広がっている...
...曠野に立って、青々と茂る草原を見下ろした...
...曠野を旅する人にとって、水や食料は命の糧である...
...夜には曠野に生息する動物たちの鳴き声が聞こえてくる...
...黄昏の曠野を見した...
石川啄木 「散文詩」
...曠野にこうして、ただ立ちつくしているうちに、日がとっぷり暮れて、夜露にこごえて死ぬより他は無いのだろうかと思えば、涙の出ない慟哭(どうこく)で、両肩と胸が烈(はげ)しく浪打(なみう)ち、息も出来ない気持になるのだ...
太宰治 「斜陽」
...持って行きどころのない体が曠野(あれの)の真中に横たわっているような気がした...
徳田秋声 「新世帯」
...逃走の道のほとりでおれらはさまざまの自然をみた曠野や...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...汽車は曠野を走り行き自然の荒寥たる意志の彼岸に人の憤怒(いきどほり)を烈しくせり...
萩原朔太郎 「氷島」
...しかしここでは――未開の曠野(こうや)にわけ入り...
本庄陸男 「石狩川」
...曠野の陽も急に温かになったような気がした...
本庄陸男 「石狩川」
...曠野に混雑する音響を聞き分けて...
南方熊楠 「十二支考」
...曠野の夜営空しく月を仰ぐがごとくである...
横光利一 「欧洲紀行」
...曠野の秋風に吹き研(と)がれて...
吉川英治 「上杉謙信」
...曠野(こうや)の黍(きび)の中から...
吉川英治 「三国志」
...山上から曠野まで馳せおりて来た心地がした...
吉川英治 「三国志」
...ふと行く手の曠野に横たわる丘の一端から...
吉川英治 「三国志」
...二曠野に陽(ひ)も落ちて...
吉川英治 「三国志」
...富田芝(とんだしば)(現・富田林)二里の曠野は陽蔭もなく...
吉川英治 「私本太平記」
...あの曠野(こうや)の棲(す)みよいことや...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この曠野(こうや)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...曠野に燃えた怒気がそのまま口を迸って...
吉川英治 「平の将門」
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