...雨戸の隙を潜って空(うそ)寒く障子を染めた曉の光の中に...
石川啄木 「菊池君」
...僕だつて然う沒分曉漢(わからずや)ではないからね...
石川啄木 「札幌」
...沒分曉でもあり不可能でもあると思つてゐるのであるが...
石川啄木 「農村の中等階級」
...其處の海員周旋屋の内幕に通曉して居た事であつた...
石川啄木 「病院の窓」
...八神無月十五日の日の早曉である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...曉の香夢には徹せざらむ...
大町桂月 「金華山」
...曉天(げうてん)に輝(かゞや)く星光(せいくわう)を眺(なが)めながら灌水(くわんすゐ)を爲(な)す時(とき)の...
關寛 「命の鍛錬」
...細君はそれを展(ひろ)げて見ても意味を曉(さと)ることができなかったが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「促織」
...沒分曉的(わからずや)の賤婦(あまっちゃ)めぢゃ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...曉光未だ出でぬ前...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...樹間を渡る冷風は既に曉の近きを告げてゐた...
中島敦 「山月記」
...然るに彼等は工業學校を卒業した曉に大工を廢めてしまひ...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...――尤(もつと)も曉方(あけがた)から疲れが出て私もついウトウトしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曉方になつて父親が仕事を始めた」「――」「身動きも出來ぬと見せかけた中風病みが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曉近い街に南と北と分れてから一時間程して皆やうやう寢床に入つたのだ...
水野仙子 「四十餘日」
...救ふ可(べか)らざる沒分曉漢(わからずや)は別として...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...曉(あかつき)深(ふか)く湖上に泛(うか)んだ時である...
横瀬夜雨 「筑波ねのほとり」
...九日曉荷物を運び込む故...
若山牧水 「樹木とその葉」
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