...八神無月十五日の日の早曉である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...松原より突出したる岸が有明崎(曉月渚)...
大町桂月 「白河の七日」
...いつも曉にその車を窕子の家に寄せるのだつた...
田山花袋 「道綱の母」
...330されどあしたの曉にアカイア軍を休ましめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(昭和十四年十二月卅日午後三時仙臺放送局より放送草稿)我が子の思ひ出照子照は明治三十九年一月十八日の曉大雪の日に仙臺で生れました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...その曉には世界の面目は一新せらるゝこと必然である...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...志を得た曉には汝を大夫に取立て死罪に抵(あた)る咎あるも三度迄は許さうと良夫に約束し...
中島敦 「盈虚」
...曉方用人の左仲がお伴をして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜は疳(かん)が昂(たか)ぶつて曉方までまんじりともしなかつたんですもの」さう言へば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曉方(あけがた)御店から小僧が飛んで來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あとは清吉に頼んで、俺は曉方まで、一と寢入りとやらかすぜ」三輪の萬七は言ひたいだけのことを言つて、一と間へ引揚げるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...曉(あかつき)近い田圃道へ飛び出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼が苦行を成就した曉には何んな恐しい力を得るか知れぬ...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...沒分曉(わからずや)の批評家は...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...山頂の曉に放尿する快感を味はひ度いのである...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...まづ曉闇の明治神宮だけは...
吉川英治 「折々の記」
...九日早曉、手傳の人と共に先づ二臺だけの荷馬車を新しい家の方へ差立てた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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