...次男坊はやくざな暴れ者だで...
有島武郎 「星座」
...一方は役人の暴れ者...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...あの今晩宿屋を襲った奴らや――確かに大胆な向う見ずの暴れ者たちだが――それから...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...国許から暴れ者が二人...
直木三十五 「南国太平記」
...暴れ者ばかりだのう」義観が「天下が...
直木三十五 「南国太平記」
...驚いて見かへるに暴れ者の長吉...
樋口一葉 「たけくらべ」
...お気の毒さまと言ひながらずつと這入(はい)るは一寸法師(ぼし)と仇名(あだな)のある町内の暴れ者...
樋口一葉 「わかれ道」
...大酒呑みの暴れ者で...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...あの皮外套(トゥループ)を裏がへしに著た暴れ者を捕へたなどと仰つしやつたのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...あの碌でなしの暴れ者どもが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...……相当これで暴れ者だったのですが...
山本周五郎 「いさましい話」
...新しく来た人足で手に負えない暴れ者がいるものだから...
山本周五郎 「さぶ」
...かれは迂濶(うかつ)な相手ではござりませんぞ」「先日どなりこんだそうだが」「お国もとから暴れ者がやって来たので...
山本周五郎 「新潮記」
...暴れ者で一徹で、こらえ性のなかった彼が、兄を殺した相手をゆるし、不当な譴責(けんせき)を忍び、そして流人村の住民を救おうとしている...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...むかしは馬を曳(ひ)いて海道を往来したという、暴れ者で、ずいぶん世間から嫌われたのだそうだが、それだけに世の裏おもてをよく知っていて、困っている者があれば身を剥(は)いでも面倒をみるという風だった、いまでは伝馬問屋の店をもって親方ともいわれ、年々岡崎藩から幕府へ献上される竹束の輸送は、ほとんどかれの店がひとり占めの御用になっていた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「さても呆れた暴れ者め...
吉川英治 「剣難女難」
...植木職の安(やす)をころして逃げたさっきの暴れ者たあ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...あなたもまだ、お若かった」と、佐渡の追懐(ついかい)が、なつかしい思い出として語られるし、幸村も、「あの頃はよく、暴れ者が、角(つの)を撓(た)めるために、愚堂和尚の室にあつまりましたなあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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