...死物狂いで暴れだした...
大阪圭吉 「三狂人」
...ひと暴れしてやろうと思った...
高見順 「いやな感じ」
...俎板(まないた)の上で暴れ廻る蝦を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...おまけにふさぎの虫が暴れ廻った...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...蜘蛛の囲にかかる油蝉(あぶらぜみ)はかかっても暴れて行かぬ...
夏目漱石 「虞美人草」
...こんなに暴れ出した光景を見ようとは...
萩原朔太郎 「中央亭騷動事件(實録)」
...滅茶苦茶に暴れ出したい衝動が蠢いた...
原民喜 「雲雀病院」
...あの皮外套(トゥループ)を裏がへしに著た暴れ者を捕へたなどと仰つしやつたのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...確実に大暴れするそうです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...終ひには気狂ひのやうに暴れでもしなければ収まりがつかなくなつてしまふだらう……...
牧野信一 「毒気」
...俺なんか若い時から暴れて歩いて...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...酒を飲むと暴れるし...
山本周五郎 「青べか物語」
...発作が起こると暴れまわって...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...泥酔し逆上して暴れているのをどうしてなだめたか...
山本周五郎 「季節のない街」
...その白い腕や首の周囲(まわり)には大暴れに暴れながら無理に取押えられた時の擦(かす)り傷や...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...悍馬(かんば)はなおさら暴れ狂う...
吉川英治 「三国志」
...よくも海上を暴れ廻っておられたもの...
吉川英治 「新書太閤記」
...粗野で暴れ※ぼで...
吉川英治 「平の将門」
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