...すっかり暮向きが違(ちが)う上に...
泉鏡花 「縁結び」
...その暮向(くらしむき)を知っていた...
泉鏡花 「婦系図」
...世帯じみたも暮向(くらしむ)き...
泉鏡花 「海異記」
...この青豆は家(うち)の庭で乾かしたんですから旦那様に差上げて下さい」わたしは彼に暮向(くらしむき)のことを訊ねると...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...去年の暮向島の阿部さんの御屋敷で演奏会があって寒月さんも出掛けたじゃありませんか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...此迄の御暮向何程御取詰相成候とも際限有之義にて...
福澤諭吉 「御時務の儀に付申上候書付」
...ずっと暮向(くらしむき)がいいということになるわけです...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
便利!手書き漢字入力検索