...そしてその次の日の暮れ方...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...8翌日夫人は暮れ方近くまで遂々事務所へ姿を見せなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...ある日の暮れ方、滄洲がいつものやうに、縁端(えんばた)で髯を扱(しご)いていい気持になつてゐると、そこへ恰幅(かつぷく)のいいお爺さんが訪ねて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...暮れ方、酒と魚とを持つて樹明君来訪、まことによい酒よい話であつた、酒を飲みつくしてめでたく別れる、後始末してから、ぐつすり寝る...
種田山頭火 「其中日記」
...暮れ方の鏡子居へとびこむ...
種田山頭火 「道中記」
...暮れ方に黎君と同道して訪問して寸時話して...
種田山頭火 「道中記」
...もう暗い冬の日光(ひかげ)の照りやんだ暮れ方だからまだしもだとはいいながら今さらにお宮の姿が見る影もなくって...
近松秋江 「うつり香」
...二十八日の暮れ方まで...
徳田秋声 「足迹」
...その日の暮れ方に...
徳田秋声 「足迹」
...日の暮れ方にお増は独りで...
徳田秋声 「爛」
...ある建具は破(やぶ)れた此の野中の一つ家と云った様な小さな草葺(くさぶき)を目がけて日暮れ方(がた)から鉄桶(てっとう)の如く包囲(ほうい)しつゝずうと押寄(おしよ)せて来る武蔵野の寒(さむさ)を骨身(ほねみ)にしみて味(あじ)わった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...家の戸はきまって暮れ方には締まりがしてあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いかにも晩春の暮れ方らしくホンノリと水浅黄色の薄闇がただよっている...
正岡容 「寄席」
...ある夏の暮れ方、カン蛙ブン蛙ベン蛙の三疋は、カン蛙の家の前のつめくさの広場に座って、雲見といふことをやって居りました...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...日の暮れ方とにはことに大声でわめくことになっている...
柳田国男 「こども風土記」
...昨日の暮れ方、家に帰って参りました」「おお...
吉川英治 「三国志」
...おそらく暮れ方から大風が吹くであろう...
吉川英治 「三国志」
...それは今日の暮れ方...
吉川英治 「宮本武蔵」
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