...暢気だな」とつぶやきながら...
犬田卯 「錦紗」
...元来暢気(のんき)に生れついたわたくしは...
海野十三 「第四次元の男」
...こんな処で暢気(のんき)に生活しようとする哲人が農家に尠ないものと見える...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...騒々しいが暢気(のんき)で面白く...
谷譲次 「踊る地平線」
...一緒に行ってみるか」「そんな暢気(のんき)なことを言って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暢気者のガラッ八をも窒息させそうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暢気(のんき)なガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さも/\暢気さうに煙草を喫してゐるばかりなのだ...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...暢気(のんき)らしい日を送っていてもなかなかどうして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...早く支度しねえか!」「併し折角帰って来たんだから俺ァお半の処へ一寸寄って行きてえなァ」「この野郎暢気な事云ってやがらァ...
山中貞雄 「森の石松」
...一年ちかいあいだ二人は暢気にくらしたが...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そう暢気(のんき)なまねはしちゃあいられないんですから」「それは諦めたほうがいい」と登は怒りを抑えて云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...いかにも老いを養っているという暢気(のんき)さであるという...
吉川英治 「三国志」
...竹の棒にも何やら差して肩に担(にな)いながら暢気(のんき)そうにやって来るのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...だんだん暢気者(のんきもの)らしい恰好に変って来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...暢気(のんき)にお酒をのんだりして...
吉川英治 「新書太閤記」
...こうただ暢気(のんき)で清々(すがすが)したものが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ひがんでいるのか」「ばかを申せ」「わしは暢気者かなあ」「憂(うれ)いがないゆえ」「憂いたって仕方がない...
吉川英治 「源頼朝」
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