...船が暗礁に乗り上げてしまった...
...この海域は暗礁が多いので航行には十分注意が必要だ...
...暗礁に乗り上げた船を救助するため、海上保安庁が出動した...
...あの島の周りには暗礁が点在していて、ダイビングによく利用されている...
...暗礁に乗り上げた船は大破してしまったため、修復にはしばらく時間がかかる...
...さうして或日彼は又何時もよりもひどく此暗礁に觸れた氣がしたのであつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...小さい暗礁の上に光るものを見つけて...
海野十三 「恐竜島」
...たしかに三角暗礁へ戻ってきたのである...
海野十三 「地球要塞」
...その沖の御前の西にはドド根と云う一大暗礁(あんしょう)があって...
田中貢太郎 「真紅な帆の帆前船」
...わがままで不精な彼にとって年賀状というものが年の瀬に横たわる一大暗礁のごとく呪わしきものに思われて来たのだそうである...
寺田寅彦 「年賀状」
...岬の手前か袋のような暗礁の中に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一の暗礁は輻射に關する法則であつて...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...其平らな入江の沖には暗礁でもあるものと見えて土手のやうに眞白な波の立つて居る所がある...
長塚節 「佐渡が島」
...魔物の目のように染める暗礁(あんしょう)を見いだした...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...さて、この二人の東洋人が、この夏を過すことに決めた島というのは、大西洋の中に置き忘れられた絶海の一孤島であって、そこには、風車小屋と、羊と、台ランプと、這い薔薇と、伊勢海老と、油漬鰯(サルディン)の工場と、発火信号の大砲と、「海の聖母像(マリア・ド・ラ・メール)」と、灯台と、難破した FORTUNE 号の残骸と、――そのほか、風とか、入江とか、暗礁とか、それ相応のものの外、計らざりき、災難というものさえあったという次第...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...周り皆岩にして其邊り暗礁多し...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...或るカイタイ会社が北海道のどこかで暗礁にのりあげて三年の間ゆらゆらしていた五千トンの船を二万円で買った...
宮本百合子 「くちなし」
...越後でも尼瀬と出雲崎との間にある暗礁の主なるものに...
柳田國男 「地名の研究」
...弘く暗礁を意味する語である...
柳田國男 「地名の研究」
...暗礁を意味する瀬という語も...
柳田國男 「地名の研究」
...黒い暗礁の疎(まば)らに出た岩の上に鷺(さぎ)が五六羽(は)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...とする両軍の面目問題が暗礁(あんしょう)となって...
吉川英治 「新書太閤記」
...怖ろしい暗礁(あんしょう)からつき出されて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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