...彼女とは意見が暗合していて話が合う...
...夫婦間の暗合はとても大事だと思う...
...配合が暗合しないと、美味しくない料理になってしまう...
...その企業は社員全員が企業理念に暗合している...
...この小説の登場人物たちの人生が最後に暗合したとき、感動した...
...十一 暗合「お富(とみ)の貞操」と云ふ小説を書いた時...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...僕には暗合が祟(たた)つてゐるらしい...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...妙な暗合だ」「赤外線を採集して映画を撮るんだということですけれど...
海野十三 「雷」
...「なんという不思議な暗合だろう...
海野十三 「空襲葬送曲」
...君達の集めた証拠はみんな偶然の暗合に過ぎない...
江戸川乱歩 「鬼」
...自分は不思議な暗合とは考えない...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...七プロセントという多数の暗合を見る事になる...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...恐ろしい暗合があるのは...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...余は平凡ながらこの暗合(あんごう)を面白く眺めつつ...
夏目漱石 「思い出す事など」
...「僕のも去年の暮の事だ」「みんな去年の暮は暗合(あんごう)で妙ですな」と寒月が笑う...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...と訊(き)いてから美妙はおもしろい暗合を思い出していた...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...これだってひとつの暗合だというんだよ」頭に血がのぼって...
久生十蘭 「金狼」
...これはこういうような暗合から起る普通の結果なんだ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...H! 何と云う暗合内心に深く沈み込んだ私の批難が此処に現れ出ようとは...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...支那人の五味調和説も段々研究してみると西洋の生理学に暗合しているから妙だね...
村井弦斎 「食道楽」
...どこかで公然と行われている習慣とまるで暗合することのないような・従って我々の理性に全然支持されないような・そんな突拍子もない考えは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どれが目明し仲間の暗合符(あんごうふだ)だかそれらしいのは一向に見出せない...
吉川英治 「江戸三国志」
...俵一八郎の死と築城中の出丸櫓(やぐら)の崩壊とが暗合したので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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