...彼女とは意見が暗合していて話が合う...
...夫婦間の暗合はとても大事だと思う...
...配合が暗合しないと、美味しくない料理になってしまう...
...その企業は社員全員が企業理念に暗合している...
...この小説の登場人物たちの人生が最後に暗合したとき、感動した...
...なんて馬鹿馬鹿しい暗合でしょう...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あるいは偶然の暗合であったかも分らぬ...
モリス・ルヴェル Level, Maurice 田中早苗訳 「誰?」
...暗合というものは大抵不思議なものであるから...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その時のおおぎょうな甲高い叫び声が狩り場の群犬のほえ声にそっくりであるのは故意の寓意(ぐうい)か暗合かよくわからない...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...それで全然偶然的暗合ならば現われるべきこの型の火山名の数nは N(VC)÷Q になるはずである...
寺田寅彦 「火山の名について」
...進歩という事にさえかまわなければ手をつけないでそのままに安んじておくほうがいわゆる処生の方法とも暗合して安全であるかもしれない...
寺田寅彦 「自画像」
...不思議な暗合であるというような話がもてはやされたようである...
寺田寅彦 「時事雑感」
...全然偶然から来る暗合の率が約二プロセントはできる事になる...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...これは確かに不思議なる暗合といわなければならなかった...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...偶然の暗合だとか...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...へんに暗合するものがあって...
豊島与志雄 「自由人」
...是が宋の朱子の考と暗合して居るといふので偉いといふ事になつて居つた人でありますが...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...余は平凡ながらこの暗合(あんごう)を面白く眺めつつ...
夏目漱石 「思い出す事など」
...この菱餅の中に隱された鍵と暗合するのではなかつたでせうか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私にはそれがなにか暗合のように思われたのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...私はこれらのことをただ暗合として語ったにすぎない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...いかにすばらしいまたいかにたくさんの暗合一致をそこに見出したか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふたりの考えが暗合(あんごう)した...
吉川英治 「源頼朝」
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