...伊予のやうな暖国でも山深く行けばさういふものを穿くのである...
安倍能成 「初旅の残像」
...唐(たう)の韓愈(かんゆ)が雪を豊年(ほうねん)の嘉瑞(かずゐ)といひしも暖国(だんこく)の論(ろん)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...氷を観(み)て楽(たのしみ)とする事暖国(だんこく)にはさらにあるべからず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これらは暖国(だんこく)にはなき事ならめ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...暖国(だんこく)にはなき事多し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...是(これ)暖国(だんこく)の雪に異処(ことなるところ)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...されど一奇談(いつきだん)を聞たるゆゑこゝにしるして暖国(だんこく)の話柄(はなしのたね)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その四角なる雪を脊負(せお)ひあるひは担持(になひもち)にするなど暖国(だんこく)の雪とは大に異(ことな)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...土佐では酒を売る店が多すぎる!土佐は南国暖国...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...唐の韓愈(かんゆ)が雪を豊年の嘉瑞(かずい)といひしも暖国の論なり...
中谷宇吉郎 「雪」
...暖国の雪一尺以下ならば山川村里立地(たちどころ)に銀世界をなし...
中谷宇吉郎 「雪」
...暖国に育った子供達に顕微鏡を覗かせたいと願う...
中谷宇吉郎 「雪の化石1」
...元来暖国の産であるからトテモ日本の北ではダメというので久しい間誰れもこれを関東地へは持って来なかった...
牧野富太郎 「植物記」
...この暖国産の桜が意外にも熱海でワケなくよく育ちよく開花するので...
牧野富太郎 「植物記」
...南天はわが国の暖国には山林地に自生がある...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...ペルシアは暖国だがその人誕生祝いに馬肉を饗し...
南方熊楠 「十二支考」
...雪の降らない暖国では樹木がこうも...
宮本百合子 「九州の東海岸」
...にわかに暖国の風につつまれた五名は...
吉川英治 「親鸞」
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