...暑さ寒さにつけて子供のことを心配し...
石川欣一 「山を思う」
...暑さ寒さが今までになくひどく体にこたへるので...
薄田泣菫 「独楽園」
...暑さ寒さが今までになくひどく体にこたへるので...
薄田泣菫 「春の賦」
...買うのを躊躇する人にもしも船乗(ふなのり)調子の船乗物語や、暴風雨(あらし)や冒険、暑さ寒さが、もしもスクーナー船や、島々や、置去(おきざ)り人(びと)や海賊や埋められた黄金(おうごん)や、さてはまた昔の風のままに再び語られたあらゆる古いロマンスが、私(わたし)をかつて喜ばせたように、より賢い今日(こんにち)の少年たちを喜ばせることが出来るなら、――それならよろしい、すぐ始め給え! もしそうでなく、もし勉強好きな青年たちが、昔の嗜好を忘れてしまい、キングストンや、勇者バランタインや、森と波とのクーパー(註一)を、もはや欲しないなら、それもまたよろしい! それなら私と私の海賊どもは、それらの人や彼等の創造物の横(よこたわ)る墳墓の中に仲間入りせんことを!第一篇 老海賊第一章「ベンボー提督(アドミラル・ベンボー)屋」へ来た老水夫大地主のトゥリローニーさんや、医師のリヴジー先生や、その他の方々(かたがた)が、私に、宝島についての顛末を、初めから終りまで、ただまだ掘り出してない宝もあることだから島の方位だけは秘して、すっかり書き留めてくれと言われるので、私は、キリスト紀元一七――年に筆を起し、私の父が「ベンボー提督(アドミラル・ベンボー)屋(註二)」という宿屋をやっていて、あのサーベル傷のある日に焦(や)けた老水夫が、初めて私たちの家(うち)に泊りこんだ時まで、溯ることにする...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...誰でもすぐにあの「暑さ寒さも彼岸まで」という春秋二季の彼岸を思い起こすのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...暑さ寒さの衣物(きもの)とか...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...暑さ寒さを知らぬお変人ではありません...
太宰治 「人間失格」
...その時の暑さ寒さの刺戟によって...
寺田寅彦 「夏」
......
峠三吉 「原爆詩集」
...暑さ寒さですぐまた起こるもんじゃ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その後わたしは年々暑さ寒さにつけて病をいたわる事のみにいそがしく再び三味線のけいこをするような気にもならずまた強(しい)て著作の興を呼ぶ気にもならなくなった...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...いくら猫だって相応に暑さ寒さの感じはある...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...暑さ寒さの見舞状以外に...
野村胡堂 「死の舞踏」
...かうした暑さ寒さの不安定は癩者の肉体を木片のやうに飜弄する...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...福岡へ宛てゝの暑さ寒さの消息にも...
正宗白鳥 「孫だち」
...暑さ寒さにひっぱる物の心配もしなけりゃあならねえ...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...人の親として、乳ばなれしたばかりの子をよそへ遣らなければならない、それがどんなに辛い悲しいことか、やがておまえが子をもったらわかって呉れることでしょう、身を切られるようなと云う、そんな言葉では云いあらわせない、辛い悲しいおもいでした」五「それほどのおもいをしても、おまえを遣らなければならなかった、もう耐えきれない、一家が飢え死をしてもいいからとり戻しにゆこう、なんどそう思ったかしれません、暑さ寒さ、朝に晩に、泣いていはしないか病気ではないかと、心にかからぬときはありませんでしたよ」梶女は袖口で眼を押えながら暫く声をとぎらせていた、「父上のご運がひらけて、どうやら不自由のない明け昏(く)れを迎えるようになってから、父上とわたしはおまえをひきとる相談ばかりしていました...
山本周五郎 「日本婦道記」
...即ち暑さ寒さを凌(しの)ぎ得る皮肌...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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