...叡空上人に暇を乞うて嵯峨(さが)の清涼寺(せいりょうじ)に七日参籠のことがあった...
中里介山 「法然行伝」
...然らばその暇を乞うたのは天明八年で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六日には柏軒が暇を乞うて伏見に往き...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...第五十二章 古人のつましさについて(a)アフリカにおけるローマ軍の大将アッティリウス・レグルスは、カルタゴ人に勝って光栄のただ中にあったのに、本国に手紙を送って、全体で僅か七アルパンばかりにしかならない自分の地所の管理を頼んでおいた小作人が農具を奪って逃走したことを訴え、かつ妻子が困っているといけないから帰国してその始末を致したいと、暇を乞うた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それがし自身も、直ちに、お暇を乞うて、高野の山奥へでも、遁世(とんせい)仕る所存にござりますれば」非常な勇気をもって、義清は一息にいった...
吉川英治 「上杉謙信」
...董卓に暇を乞うていると...
吉川英治 「三国志」
...数日の暇を乞うて...
吉川英治 「三国志」
...暇を乞うて去る折に...
吉川英治 「三国志」
...同時に暇を乞うて...
吉川英治 「三国志」
...大正二年(1913) 二十一歳塚原氏より暇を乞うて...
吉川英治 「年譜」
便利!手書き漢字入力検索