...彼は確かな智識を持っている...
...教養として智識を高める必要がある...
...歴史的な智識を重んじる人もいる...
...あなたの智識に期待しています...
...智識を鍛えるためには、読書が欠かせません...
...(智識といつても無論貧少なものであるが...
石川啄木 「雲は天才である」
...其の人の性格智識道徳等から...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...然らばその進んだ智識を以て国民を代表するということは...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...福沢氏は大なる常識を備えてもっぱら西洋の物質的智識の教育を施し独立自尊の倫理を説き且(か)つ実行した人...
大隈重信 「新島先生を憶う」
...立派な智識である...
薄田泣菫 「茶話」
...そういうことは私などもまだ智識が足らぬ時分で能(よ)く分りもせず...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...科學的研究の根本資料たる斷片的諸智識をすら自身の努力に依るほか...
橘樸 「支那を識るの途」
...其の基礎たる智識...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...これを自覚しこれを解剖するだけの智識がなかったのである...
永井荷風 「十九の秋」
...古來多衆の上に立つて世と押移つて行く人に智識の秀でゝ居ない者はない...
長塚節 「記憶のまゝ」
...歴史の智識を兼ねなければならぬ...
夏目漱石 「作物の批評」
...会社の決算とか学校の点数と同じように表の上で早呑込(はやのみこみ)をする一種の智識慾...
夏目漱石 「中味と形式」
...「ロマンチックの道徳は大体において過ぎ去ったものである」あなた方(がた)がなぜかと詰問なさるならば人間の智識がそれだけ進んだからとただ一言答えるだけである...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...もし智識に対する報酬として何物をか与えんとするならば智識以上の価値あるものを与えざるべからず...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...僧侶善智識の一言を以て兵刃既に接するの戰を和解したるの例なきに非ず...
福沢諭吉 「帝室論」
...俗に所謂智識感情とは...
二葉亭四迷 「小説総論」
...歴史上の智識でも文学上の智識でも科学上の智識でも何でも頭へ詰め込む方でしたが今になってみるとまだまだ実用の智識は一向蓄えてない事を悟ります...
村井弦斎 「食道楽」
...「――このなかには、一世の碩学(せきがく)も、大智識も、未来ある若僧もいたろうに」ゆうべ殺戮の先鋒となった明智光秀も、今朝は余煙のなかに立って、面(おもて)をおおい、胸のいたみを覚えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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