...わが地球人類が最高の智能者だと自惚(うぬぼ)れる者があったら...
海野十三 「宇宙尖兵」
...智能(ちのう)の点に於ては...
太宰治 「正義と微笑」
...おのおの智能と衣裳と役割を持ち寄って...
谷譲次 「踊る地平線」
...その教へ方によつてその人の智能性情がよく解る...
種田山頭火 「行乞記」
...智能の士とか博学の士とかであるよりもむしろ多くは一知半解の徒であるのを慣わしといたします無神論者が...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これにいわば眩惑せられた私の智能の眼の耐え得る限り多く...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...智能の世界においての貴族である彼は社会の一員としては生粋(きっすい)のデモクラットである...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...平生文学書類を手にだもしない女に比すれば却て智能に乏しく...
永井荷風 「申訳」
...ありったけの智能を絞って自己の棲処(すみか)――窖を営む...
中島敦 「狼疾記」
...智能の輸出という...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...私の子供の場合は、初め英語が全然できなかったのであるが、智能試験の結果、能力は三年生並みだからといって、三年の級に入れてくれた...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...ここがすなわち智能ばかりでは事足らぬ証拠である...
新渡戸稲造 「自警録」
...百二三十迄は生きるぜ」「そんなに生きては困りますよ」「その代り智能線と運命線は無いも同樣だ」「すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さてその殺人だが、根気のいいある兄弟が、綿密に連動協力し、智能を絞り、半年近くの歳月と、少なからぬ費用をかけて完全な舞台をこしらえ、ここまでやったら絶対に失敗しないという、確固不抜の自信をもって行動に着手したが、それほどに考えぬいて建築した智的犯罪が、高慢ともいうべき心のゆるみ(われわれは普通に精神の耗弱といっているが)のために、わずか三週間たらずで全構成が覆ってしまった...
久生十蘭 「悪の花束」
...賭博者、智能犯、競馬狂などに見るどんよりと冷たい眼なのだ...
牧逸馬 「土から手が」
...智能感覚によって直接に会得すべきもの...
柳田國男 「地名の研究」
...ふたりの男の智能や身分を比較してみれば...
吉川英治 「銀河まつり」
...智能が劣っていたとはなかったように覚えている...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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