...晶子(あきこ)の歌に熱心に見入った...
田山花袋 「田舎教師」
...然らざる読者層の為には晶子歌の完成した縹渺たる趣きを早く知つて貰ひたく晩年の作から逆に交互に拾つて行くことにする...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかし実際の晶子さんは...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それだけ晶子さんには掛け替のない男友達であり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかし当時は幸に晶子さんといふ詩人がゐて歌に之を不朽化してくれたので文化史上の一齣を為し得た...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...それであるから世間の知つてゐる晶子歌は若い頃の比較的未熟なものに限られることになり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...再びナチかミリタリズムの世になつて晶子歌が全部亡ぼされる日が来たら...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...晶子のは鉄幹です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うき夜半(よは)の悪夢と共になつかしきゆめもあとなく消えにけるかな (晶子)源氏が六条に恋人を持っていたころ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あぢきなき松の風かな泣けばなき小琴をとればおなじ音を弾(ひ)く (晶子)東の院が美々しく落成したので...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...身にしみて物を思へと夏の夜の蛍ほのかに青引きてとぶ (晶子)源氏の現在の地位はきわめて重いがもう廷臣としての繁忙もここまでは押し寄せて来ず...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...二ごころたれ先(ま)づもちてさびしくも悲しき世をば作り初(そ)めけん (晶子)小侍従が書いて来たことは道理に違いないがまた露骨なひどい言葉だとも衛門督(えもんのかみ)には思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...すずむしは釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)のおん弟子(でし)の君のためにと秋を浄(きよ)むる (晶子)夏の蓮(はす)の花の盛りに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日本服の上に花の附いた帽を被(き)て面紗(おもぎぬ)を掩(おほ)ふた晶子の異様な姿に路路(みちみち)人だかりがする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...一昨日(をとゝひ)の晩晶子を伴(つ)れて画家の江内(えうち)と一緒に僕が行つた時は...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...最初に晶子の手を握つて「おお夫人(マダム)」と言はれた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...予は又晶子が翁に呈する為に残して置いた[#「置いた」は底本では「置いた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...晶子氏などの歌壇も交じえて浜港の青春子女に文化志向の夢高まる...
吉川英治 「年譜」
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