...わが上に残れる月日一瞬によし替へんとも君生きて来よ中年以後晶子さんには心臓の弱い自覚病状があり...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...白牡丹咲かば夜遊の淵酔に君を見んとす春闌けよかし晶子さんの若い頃の歌は...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...曰く 上林み寺の禅尼放胆に物はいへども知らず山の名 僧尼をからかふ気持は昔からあるが元来笑談のすきな晶子さんにこの種の作のあることもとよりその所である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...後者は晶子さんが若い時乱れ髪でやつて成功しなかつた方法である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...憂き十年一人の人と山小屋の素子の妹背の如く住みにき明治三十四年から十年間の晶子さんは相当世間に認められ独り歌許りではなく新訳源氏を出しては上田敏さんから紫女と才分を等しうするものと折紙をつけられ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...武郎さんと晶子さんとは暫時ではあつたが心と心と相照した間柄で...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...之も晶子万有教の一節...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...晶子さんの方が数等上であらうが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...誰れ見ても恨解けしと云ひに来るをかしき夏の夕暮の風晶子さんの心が漸く生長して少しのことでは尖らなくなつた頃の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...鴎外先生は晶子さんの心から畏敬した先輩の一人であつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...晶子のは鉄幹です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...五十鈴(いすず)川神のさかひへのがれきぬおもひあがりしひとの身のはて (晶子)斎宮(さいぐう)の伊勢へ下向(げこう)される日が近づけば近づくほど御息所(みやすどころ)は心細くなるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...道もなき蓬(よもぎ)をわけて君ぞこし誰(たれ)にもまさる身のここちする (晶子)源氏が須磨(すま)...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...みづからはあるかなきかのあさがほと言ひなす人の忘られぬかな (晶子)斎院は父宮の喪のために職をお辞しになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...大空の日の光さへつくる世のやうやく近きここちこそすれ (晶子)春の光を御覧になっても...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...翁は晶子が有島君から託されて持つて来た雑誌「白樺」を公爵夫人と一緒に繰拡(くりひろ)げて「おお...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...予は又晶子が翁に呈する為に残して置いた[#「置いた」は底本では「置いた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...晶子夫妻の明星派やまた...
吉川英治 「折々の記」
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